林 優菜
2016.12.20
二次会の幹事さん必見!盛り上がる二次会の作り方
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こんにちは。空飛ぶペンギン社の原です。
年末と言えば忘年会。
皆様も会社や友人など、忘年会が続いているのではないでしょうか?
私もサラリーマン時代には忘年会の幹事をよくやらされたものです。
一次会だけならまだしも、二次会の手配や余興の準備もしなければならず、とても大変だったのを覚えています。
結婚式でも二次会は大事!
披露宴は親族中心で、二次会には披露宴で招待できなかったお友達をたくさん呼んでワイワイやりたい!という方も多いかと思います。
でも結婚式の準備が大変で、二次会は後回しになりがちですよね。
どうしても自分たちでは準備できない、という場合、お友達に幹事をお願いして、あとは全部お任せ!という方も多いかと思います。
二次会の幹事に慣れている方であれば、問題ないのですが、中には、幹事をお願いされたけど、実は慣れていないというお友達も多いかと思います。
大変な思いをしたのに、慣れていないせいで、イマイチな二次会になってしまうこともよくありがちです。
そこで今回は、盛り上がる二次会の作り方についてご紹介!新郎新婦さんだけではなく、幹事をお願いされた方も必見です!
<目次>
招待するゲストの人数は?
二次会を作る上で、一番大事なのはどんな会場でやるか、です。
そしてどんな会場に決める前に、まずおおまかなゲストの人数を決めなければなりません。
呼びたいな~、と思っているゲストをリストアップして、人数をカウントしましょう。
①この人は絶対来てくれる、②たぶん来てくれる、③もしかしたら難しいかも、の3段階くらいに分けて、最大の人数と、③を省いた最少人数を出しましょう。
50名~70名くらい、といった感じで、おおまかで結構です。当日は1割くらいのドタキャンがあることも計算に入れておきましょう。
会場選びのポイント
大まかな人数が決まったら、次は会場選びです。
披露宴会場と同じ場所でやるのか、それとも近くのレストランでやるのか、どんなレストランでやるのか、などを決める必要があります。
会場を選ぶポイントは次の4つです。
(1)アクセスが分かりやすいかどうか
(2)一体感が出やすい間取りになっているか
(3)お店が協力的かどうか、最低保証金は?
(4)設備や備品が充実しているか
(1)アクセスが分かりやすいかどうか
二次会の多くは、披露宴会場と同じ場所や、披露宴会場に近いレストランなどでやる場合が多いと思います。その中でも、アクセスが分かりやすい方がいいです。
駅から近い、大通りに面している、近くに目印になるものがある、など、ゲストが迷わずに来れそうな場所がオススメです。
隠れ家的な一軒家レストランなどでもお洒落でいいかも知れませんが、経験上、分かりづらいところにある場合、当日、遅刻する人が大勢出てきます。
遅刻者が多いと、スタート時間が遅れて、結果、終わる時間も遅れて、延長料金を払うことにもなりかねません。ゲストが迷わず到着できるかどうか、をまず考えましょう!
(2)一体感が出やすい間取りになっているか
盛り上がる二次会のためには、会場の形(間取り)がとても大事です。
オススメは正方形のつくりになっていること。
どこからでも新郎新婦が見えますし、スクリーンで映像を流す際にも、どの場所からでも観ることができます。
反対に、例えば、L字になっているような間取りの場合、新郎新婦やスクリーンが見えない場所が出てきます。
そこにいるゲストからしたら、「あっちの方で盛り上がっているけど、見えないし・・・」と置いてきぼりになってしまいます。そんな時間が続いてしまい、十分なおもてなしができないまま終わってしまうと、「会費集めのためだけに呼ばれたのだろうか・・・」と思われてしまいます。
できれば全員が参加感を感じることができる正方形の会場にしましょう。
(3)お店が協力的かどうか、最低保証金は?
アクセスが良くて、間取りも良い感じのお店が見つかっても、お店が協力的ではなかったり、予算に合わなかったりすると意味がありません。
二次会に慣れているレストランなどでは、二次会プランというものを用意していて、例えばひとり4000円~5000円で、料理、ドリンク、会場費、プロジェクター利用料、など含まれていることが多いです。
協力的なところの特徴としては、下見に行くと、担当の人がちゃんとついてくれて、丁寧に説明してくれますし、要望を言うと、なるべく叶えようとしてくれます。
何となく話していれば、「このお店は協力的だな~」と分かるはずですが、わかりやすいのは、次の質問をすることです。「パーティーが押しちゃって、終わりの時間が20分くらい延びてしまったらどうなりますか?」
もちろん曜日や、時間帯によってお店の事情も変わってくるかと思いますが、協力的なお店は、「多少なら大丈夫ですよ~」というところが多いです。
あまり協力的ではないところは、「ひとりあたり¥●●●の延長料金がかかります」とビジネスライクに回答されることが多いです。
もちろん、ハイシーズンで次の予約も入っていたりするなど、同じお店でも状況によって返答は違ってくるとは思いますが、そもそも二次会は延長しがちですし、ちょっと延長したくらいで目くじら立てるようなところは、危険かと思います。
協力的かどうかに加え、予算も大事です。
二次会のレストランでは、ひとりあたりの金額とは別に、「最低保証金額」「最低保証人数」というものが存在します。これは、例えば、貸切りにするのために、少なくとも100人以上は呼んでね!というラインです。
最低保証料金が50万円だとして、ひとりあたり5000円のコースだとすると、100人以上を呼ばないといけない、ということです。もし90名になってしまった場合は、10名分の料金を新郎新婦が負担しないといけなくなります。
当日はどうしても欠席になるゲストが出てきますので、同じくらいの広さの場合、最低保証金額が少しでも安いほうを選びましょう。
(4)設備や備品が充実しているか
最後に大事なのは、設備や備品です。せっかく楽しい余興をやろうと思っていたのに、「マイク1本しかないです」とか「パソコンの画面はスクリーンに映し出せません」とか言われたらガッカリですし。
というわけで必要な設備や備品が揃っているかを事前に確認しましょう。
下記のものがあれば基本は大丈夫です。
①マイク2本以上(1本は司会者、1本は新郎新婦や余興用)
②プロジェクターとスクリーン(スクリーンの大きさや、映像の明るさなどもチェック)
③金庫(受付で預かった会費を安全に管理するため)
④イーゼル(披露宴でつかったウェルカムボードなどを二次会でも立て掛けるため)※なければイスを借りて立てかけましょう
⑤プチギフトを入れるカゴ
⑥クローク
⑦新郎新婦控室
これに加えて、例えば、余興で楽器を演奏したい、ということであれば、ドラムセットがあるかどうか、など、内容に合わせて、確認していきましょう。
プログラムはどんな感じにすればいいの?
これで無事に二次会会場が決まりました。次は内容です。
披露宴でもそうですが二次会も、自由にお話しできる「歓談」と、みんなに楽しんでもらう「出し物(余興)」をバランスよく配分することが大事です。
歓談が多すぎると締りがない感じになりますし、出し物が多いと、「新郎新婦と全然話せなかった!」となってしまいます。
一般的には、パーティー時間は2時間です。
歓談・・・1時間10分
出し物(挨拶やケーキカット、余興など含む)・・・50分
という感じでちょっと歓談長めに配分するといいと思います。
(人数が50名程度であれば、歓談短めでもOKです)
ちなみにいつも空飛ぶペンギン社でプロデュースする二次会の進行表はこんな感じです。
―――――
例:19:00スタート21:00終わりの場合
18:30受付開始
19:00パーティースタート
新郎新婦入場・挨拶
乾杯
19:10 歓談
19:40 ケーキ入刀&ファーストバイト
19:50 余興&景品抽選会
20:20 歓談
20:55 謝辞&新郎新婦退場
―――――
これだと歓談が1時間ちょっと取れます。
あとはこれにご友人の余興だったり、披露宴で上映したプロフィールムービーを上映したり、パーティーによって調整していきます。
最近は、パーティー時間を2時間半とってくれるお店もあるので、
いろいろ出し物を盛り込みたい場合には、2時間半やらせてくれる会場を選ぶといいと思います。
盛り上がる余興のコツ
二次会と言えば余興。二次会の成功も失敗もこの余興にかかっているといっても過言ではございません。
ネットで調べるといろんな余興アイデアが出てきます。「でもどれがいいの?」「すべらないか心配」と結局どんなことをやればいいのか不安な方も多いはず。
盛り上がる余興のコツはふたつ!
①新郎新婦のことがよく分かる内容
②参加型
二次会とは言え、結婚式は結婚式。ただの飲み会とは違うのです。新郎新婦に関連することをやらないと意味がない場なのです。
二次会と言えばなぜかビンゴゲームが定番ですが、なぜにビンゴなのでしょう。私も景品欲しさにビンゴに参加しますが、面白いことも起きないし、新郎新婦に関係ないですし、最後グダグダになりがちですし、余興としてはイマイチだと個人的には思っています。
要するに、景品を誰に渡すかを決めるためだけにやっている感が強いのです。
2時間しかない貴重な時間を、新郎新婦に関係のないコンテンツでつぶしてしまうのは本当にもったいないと思います。
また、「参加型になっているかどうか」これも大事です。
よく歌ったり踊ったりする余興がありますね。あれは新郎新婦をお祝いするためのものなので、もしかしたら新郎新婦からしたらうれしいかも知れません。
でも、他のゲストからしたら微妙かもしれませんね。だって、知らない人が歌ったり踊ったりしているわけです。プロならまだしも素人だったりするわけです。それをただただボーっと見続けるしかないのです。
例えば、ゲストの人数が70名で、踊る人が10名くらいのグループだとすると、残りの60名が、「置いてきぼり」状態になってしまうのです。
「新郎新婦のことがよく分かる内容」「参加型になっている」このふたつを満たす一番お手軽で盛り上がる余興は、「新郎新婦クイズ大会」です。
スクリーンを使って、例えば、
●最近、新婦が新郎に激怒しました。その理由とは?」
●せっかく作った手料理を残したから
●こっそりキャバクラに行ったから
●話をしている最中に寝たから
というようなクイズにするのです。すると、新郎新婦の人柄やふたりの関係性も伝わりますし、
景品がかかっているので、一生懸命考えますし、とても盛り上がります。
空飛ぶペンギン社で人気なのは、「どっきりムービークイズ」です。新郎にどっきりを仕掛け、その様子をクイズにするのです。
空飛ぶペンギン社 余興ムービー(16秒あたり)
これは事前に撮影して編集する必要があるので、手間がかかるのですが、とても盛り上がります。鉄板です!
映像を作るのは大変!という場合でしたら、パワーポイントなどでスライドをつくるだけでも十分です。あとは新郎新婦のおもしろエピソードをクイズにしていけばいいだけ!
というわけで、余興に困ったら、「新郎新婦クイズ大会」オススメです!
★関連記事
幹事お役立ちサイトご紹介
二次会の準備をする上で、役立ちそうなサイトをいくつかご紹介しますね。
●会場探し
気になる会場に一括で問い合わせできるサイトです。
まだ関東や一部の都市が中心のようですが、何が良いかというと、ここで予約するとディズニーペアチケットをもらえるみたいです!景品の足しにできますね!
●景品・プチギフト
この手のサイトは沢山ありました。
予算に合わせて選べたり、翌日届いたりするのはうれしいですね。
ふたりらしい景品を探して揃えていくのも楽しそうですが、
「時間がない」「さくっとやりたい」といった場合は、この手のサービスを使うといいですね。
●ゲスト管理
無料で出欠管理ができるサービスです。
無料ってすごい!!
ログインとか登録とか、面倒臭い作業は不要ですし、パソコンでもスマホでもできるがうれしいですね。
でも全部自分たちでゼロから考えるのは大変ですよね。
最近では二次会幹事代行会社を利用する方も増えています。
二次会の準備を丸ごと業者にお願いするというやり方ですね。
楽な代わりに費用がかかるので、時間はないが予算はある!という方には良いかもしれません。
ちなみに空飛ぶペンギン社にも2次会プロデュースというサービスがあります。
他の幹事代行会社に比べたら同じかちょっと高いかもしれないですが、
ゲストをとにかく笑わせる「余興ムービー」がウリです。
ご興味おありの方は是非ご連絡くださいね!
「今まで参加した二次会で一番楽しかった!」喜びの声続々!
最後に
先日、ある新郎新婦さんから、衝撃的な言葉を聞きました。
「二次会は、披露宴で持ち出ししたお金を回収するために開こうと思っています」
ドッヒャー!!すごい発想!!
本当にびっくりしました!なんでそんなことを言えるのだろうかと・・・。友達を何だと思っているのかと・・・
でもいろんなサイトを見ていると、「自己負担ゼロ」「黒字になる」など、二次会を開けば得する、みたいな情報が書いてあったりしますから、勘違いする人も出てきても仕方がないのかもしれませんね。
そもそも何で二次会を開くのでしょうか?
それは、披露宴に呼べなかった友人たちを呼んで、改めて感謝の気持ちを伝えるためではないでしょうか。
そういう意味では、披露宴も二次会も、同じなのです。ゲストに結婚を報告し、ふたりのことを知ってもらい、好きになってもらい、一生の応援団になってもらう。これが二次会を開く目的です。
どうやったらゲストが心地良く楽しめるか、ふたりのことをより理解してもらえるか、ということを考えて準備をするといいと思います。
決して、「ゲスト=お金」と思わないでください。
「たくさん呼んで黒字にしよう!」という発想は、絶対に見透かされます。ゲストもいろいろな二次会に参加しているわけなので、「いつもに比べると、会費の割に料理がしょぼいな・・・」とばれちゃうのです。
「友達だと思っていたのに、会費欲しさに呼ばれただけなのかな・・・」となってしまいます。これだと応援団になってもらうどころではなくなってしまいますよね。
幸せな結婚生活を送る為に、ゲストが満足する二次会を開いてくださいね。
林 優菜
ウエディングプロデューサー
元俳優。俳優時代、舞台や映画を通して、お客様に楽しんでいただく快感を覚える。その後、空飛ぶペンギン社の型にハマらないユニークな結婚式に出逢いブライダル業界に転職。 「結婚式は最高のエンターテイメントだ!」を合言葉に、ゲストがワクワクするような結婚式創りに励んでいる。
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