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オリジナルウエディングのブログ

優菜 林

林 優菜

2021.05.06

実録!オンライン結婚式(ウェディング)での失敗談5つ

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 こんにちは、空飛ぶペンギン社のウエディングプランナーの林です。

 新様式の結婚式スタイルとして「オンライン結婚式(ウエディング)」を検討中の新郎新婦様も多いのではないでしょうか。ネットさえあれば、どこからでも参加できるオンラインウエディングは、遠方やご多用のゲストにとって大変便利であり、さらに、本来であれば当日お会いできないはずのゲストへもおもてなしができるので、新郎新婦様にとっても嬉しいですよね。

 最近、私も色々な会場でオンライン結婚式をしているのを実際に見かけるようになりました。しかし、まだ始まったばかりの新しいスタイルがゆえに、新郎新婦様だけでなくプランナーですら、分からないことばかりで様々なトラブルもあるようです。

 そこで、本日は、実際に現場で見聞したオンライン結婚式の失敗談をご紹介します!これからオンライン結婚式を考えている新郎新婦様やプランナー様の参考になれば、幸いです。

 ※「オンライン結婚式」といっても配信ツールはzoomのような誰でも使える無料アプリから業者専用ソフトなど様々です。本記事は、新郎新婦様が使用する可能性が最も高いzoomを想定して書いています。

マイクがミュートで無音上映

 コロナ対策の一環として密を避けるために、挙式に人数制限を設けている式場が多いですよね。しかし、夫婦の誓いをする挙式だからこそ、皆様に見守っていただきたいのではないでしょうか。そこで、人気なのが、挙式に参加できないゲストに向けた挙式のライブ配信です。

 Aさんご夫妻も、オンライン参加のゲストへ向けて、zoomを使って挙式のライブ配信をしました。しかし、披露宴後にゲストから驚きの言葉が。なんと「マイクがミュート設定になっていて挙式の20分間は無音だった」そうです。

 挙式中、マイクのミュートに気づいたzoom参加のゲストが、音声が聞こえないことを伝えようとしたのですが、配信用の端末のスピーカー設定をオフにしていたため(挙式中に音声が鳴るといけないため)、気づかずに終わってしまったとのことでした。

これで解決!

ライブ配信用の端末に、イヤホンを繋いで使用しましょう。

 オンライン配信中って色々なトラブルが起こります。今回のようにマイクがミュートになっていて音声が聞こえない、音声は入っているがハウリングしている、映像が固まってしまっている、などです。そして、トラブルが起きたとき、重要なのが視聴者のご指摘です。

 とは言え、スピーカーをオンして挙式中に環境音が鳴り響いてしまうと厳かな雰囲気が壊れてしまいます。そこで、配信用の端末にイヤホンを繋いで、撮影者は、視聴者からの声を聞けるようにしておきましょう。また、始まる前には必ず、スピーカーとマイクのチェックをしておくことも忘れずに。

おもてなしのはずのゲストの紹介タイムが・・・

「オンラインゲストにもスポットを当てたい!」ということで、スクリーンを使ってオンラインゲスト20名を紹介する時間を設けていた新郎新婦様。

 当日は、1人あたり2分×20人の会話時間に加えて、「こちらは高校時代の親友○○さんです」と振るも、該当者がスクリーンに映らなかったり、ゲスト側のマイクがミュートになっていて声が聞こえなかったり、といったトラブルも重なり、ゲスト紹介だけで約50分もかかってしまったそうです。

 新郎新婦様は皆さまとお話できてとても嬉しそうなご様子だったようですが、会場にいるゲストは、席を立つことも声をだすこともできない雰囲気のため、50分間かなり退屈にしていたそうです。

これで解決!

全員にスポットを当てておもてなししたいというお気持ち、とても素敵です。ただ、ゲストの目的は、お二人の結婚のお祝いであり、ゲストと仲良くなるために参加しているわけではありません。ゲストのご紹介がメインとなり、お二人とお過ごしする時間が短くなってしまっては本末転倒です。

 もし、ゲストの紹介をする時には、個人ではなく間柄ごと(職場同僚、新郎友人など)にまとめて紹介する、個人にスポットを当てるときは最大でも2~3人に絞って行いましょう。

歓談時間の配分を考えていなかった

 結婚式になくてはならないものといえば「歓談時間」。懐かしい思い出話や、感謝の気持ちなど、ゲスト一人一人とお話して直接伝えることは、何よりのおもてなしになります。

そこで「オンラインゲスト全員とも話をしよう!」と意気込みすぎた新郎新婦様。
結果、オンラインゲストばかりに気を取られてしまい、リアル参加のゲストとの歓談や写真撮影の時間が少なくなってしまったことを後悔しておられました。

これで解決!

披露宴は、約2時間半~3時間と時間が限られています。オンライン参加が多数いる場合は、〇時〇分からはオンラインゲストとの歓談、〇時〇分からはリアルゲストとの歓談、といった感じでスケジュールを組んでおきましょう。

 そして、時間が決まったら予めゲストにも告知しておきましょう。大体の時間を把握できていれば、待ち時間が軽減されるので、おもてなしになります。

オンラインゲストへのサプライズ

 ゲストの都合に合わせて自由に入退室ができるオンライン結婚式。
それゆえに、サプライズする予定だったゲストが途中で退室してしまい、サプライズができなかったという新郎新婦様がいたそうです。

これで解決!

ゲストへサプライズをする場合は、事前に、〇時〇分はイベントがあるのでこの時間は必ず参加してください、などお願いをしておきましょう。

スピーチを依頼

 オンライン参加してくれた会社の上司に主賓のスピーチを依頼した新郎新婦様。当日は、上司側のネットワークトラブルで何度も中断され、また、肝心なところで画面が固まってしまうなど、とにかく大変だったといいます。

これで解決!

オンライン配信は、使用する機器のスペックや通信環境・通信容量によって大きく左右されます。しかし、基本的にはお持ちのスマートフォンでご参加されるゲストが殆どです。もし通信容量の少ないプランに入っている場合、スムーズに配信ができない可能性が高いので、依頼しないのが無難です。もし、依頼する場合には、リハーサルを行うなど細心の注意を払っておきましょう。

また、万が一トラブルが起きた場合には、どう対応するのか?をプランナーさんと相談しておくことも必要です。

まとめ

 時間と場所にとらわれないオンライン結婚式は、新郎新婦にもゲストにも嬉しい新しいスタイルの結婚式に間違いなし! ただ、新しいスタイルなので、新郎新婦様だけでなくプランナーですら、まだまだ分からないことばかりなのが現状です。

 実際にオンライン結婚式を行った新郎新婦様の体験談を情報収集しながら日々アップデートし、より良いオンライン結婚式を作っていきましょう。私も、新しい情報が入ったらブログで報告していきます!

 また、重ねてになりますが、不慣れなオンライン配信にはトラブルがつきものです。特に、出席ゲストに配信の手伝いを依頼する場合は、神経質になり過ぎず「失敗しても仕方ない」くらいの気持ちでいた方がいいかもしれません。

 お二人のオンライン結婚式が、素敵な時間となりますように!



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優菜 林

林 優菜

ウエディングプロデューサー

元俳優。俳優時代、舞台や映画を通して、お客様に楽しんでいただく快感を覚える。その後、空飛ぶペンギン社の型にハマらないユニークな結婚式に出逢いブライダル業界に転職。 「結婚式は最高のエンターテイメントだ!」を合言葉に、ゲストがワクワクするような結婚式創りに励んでいる。

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空飛ぶペンギン社で働くスタッフによるブログです。オリジナルウエディングを作るコツから結婚式準備のお役立ち情報まで発信していきます!

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