式場を見学する時は、立地や広さや雰囲気を重視して見てまわる人が大半です。
もちろん、
結婚式で何をやるか、とか、
どんなドレスを着ようか、
など細かいことはこの最初の段階で決まっているわけがありません。
『そんなことは後から決めればいい』
とどこかで思ってしまっています。
しかし、実は「式場はココに決めた!はい、契約!!」となった瞬間、料理・ドリンク、ドレスなどの衣裳、花、演出の幅、など、それ以外のすべてのものも自動的にほぼ決まってしまったということを意味するんです。
なぜか。
式場には、専属のウェディングプランニング会社があります。
ウェディングプランニング会社の主な業務は結婚式を無事とりおこなうための各種手配です。
司会、衣裳、花、ケーキ、引出物など、結婚式に必要なものは数多くありますが、ウェディングプランニング会社の多くは、社員にプロ司会者がいるわけでも、会社でドレスを製作しているわけでも、花を育てているわけでもありません。
要するに外の会社から"手配"するのです。
そしてその"外の会社"はたくさんの候補があるわけではなく、限られた業者です。
ドレスはA社から手配。
花はB社から手配・・・
といった具合いです。
結婚式の準備が進んできて、「ではそろそろドレスを決めましょう」となった段階で、ウェディングプランニング会社から、「ドレスはこの場所にあるのでここで好きなものをお選びください」と、A社の地図と連絡先を渡されます。
実際にあなたが言われるがままにA社にドレスを見に行ったとしましょう。
もし、A社に気に入ったドレスがなかったとしても、そこから何とか選ばないといけないのです。
そして何とか妥協して見つけたとしても、
「あ、そのドレスは、同じ日にすでに予約されているので、お貸しできません」
となるケースも結構あります。
うーん、それじゃ仕方ないか・・・
と、さらに妥協して探すしか道はないのです。
その結果、ドレスで我慢するハメになります。
同じことがその他のすべてのものに当てはまります。
料理も、契約した後になって試食会などに行って、「うーん、ちょっと味が濃いな~」なんて言っても手遅れです。
料理で我慢するハメになります。
ドリンクも、式場にこだわりのお酒がない場合だってあります。
ドリンクで我慢するハメになります。
プロフィール映像を流したいけど、スクリーンがやたら小さいとか、スクリーンの設置場所が固定で動かせなくて、この位置だと、あっちのテーブルの人からは見えない、なんてこともあります。
演出で我慢するハメになります。
先に式場を決めるという行為は、"我慢"を増やすことにしかつながらないのです。
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