日本の結婚式はどれもワンパターンで退屈・・・。
もちろん、新郎新婦、そしてその式に関わるウェディングプランナーと呼ばれる人たちの誰もがわざわざ「ゲストを退屈させてやろう!」なんて思っているわけではありません。
むしろ、「いい結婚式にしたい!」と思い、何か月も前から準備しているのです。
それなのにゲストが退屈してしまう。
こんな結婚式、来なきゃよかった、早く終わってほしい、そう思われてしまっているのです。
なぜこんなことが起きてしまうのでしょうか?
「正直、途中から飽きていました」 30歳男性・会社員
「2時間のパーティーが、5時間くらいに感じた」 34歳男性・会社員
「久しぶりの友達に会えて楽しかったけど、式自体は特に面白くはなかった」 31歳女性・OL
「余興が下品で、笑いが内輪ネタな感じがした」 26歳女性・OL
これはある結婚式に参加した人の声です。
もし自分たちの結婚式で、友人知人がこんな感想を持ってしまったら・・・と思うとゾッとしますね。
こんな感想を持たれるくらいですから、さぞヒドい内容の結婚式だったんじゃないか、と思われると思います。
ちなみに当日の流れはこんな感じでした。
【当日の披露宴のプログラム】
新郎新婦入場 ⇒ 乾杯のあいさつ ⇒ 歓談 ⇒ お色直し ⇒ テーブルサービス ⇒ ケーキ入刀 ⇒ プロフィールVTR ⇒ 友人たちによる余興(歌とダンス)⇒ 歓談 ⇒ ブーケプルズ⇒ 新婦から両親への手紙 ⇒ 新郎新婦からの謝辞 ⇒ 退場
【当日の2次会のプログラム】
オープニング映像 ⇒ 新郎新婦入場 ⇒ 乾杯のあいさつ ⇒ 歓談 ⇒ プロフィールVTR(披露宴と同じもの) ⇒ ビンゴゲーム ⇒ 歓談 ⇒ 新郎新婦からの謝辞 ⇒ 退場
いかがですか?
ぱっと見たところ、いわゆるオーソドックスな結婚式で、特に何も問題はないように見えます。
レストランもそれほど悪くないレベルですし、お金もかかっています。
司会もプロに頼み、ウェディングケーキも立派でした。
それなのに、冒頭のような感想が生まれてしまうのです。
そしてこの結婚式のプログラムは、普通のブライダル会社にいくと出てくるいわゆるオーソドックスなプランなのです。
多くの人が(ほぼ全員!)がこのパターンの結婚式を行っているのです。
そこでこのサイトでは、ゲストを退屈させずに感動させる結婚式の作り方をご紹介します。
■ブライダル業界の問題
退屈な結婚式になってしまうのには、ブライダル業界側の問題と、ご結婚される新郎新婦のお二人、それぞれに問題があります。
まずはブライダル業界側の問題。
ブライダル業界は、きれいなチャペル、豪華なレストランなど、基本的には会場で差別化しています。 結婚式の内容についてこだわっているという話はほとんど聞いたことがありません。つまり、業界にとって、結婚式とは、" サービス業ではなく、「ハコモノビジネス」"ということなのです。
会場が立派であれば、新郎新婦もゲストも喜ぶだろう、という発想です。そこには、オリジナル結婚式を創っていこう、という発想はなかなか生まれてきません。
それよりも、「数多くのカップルをいかに回転させるか」が経営者の視点なのです。
ひと組ひと組に力を入れて、オリジナル結婚式をプロデュースするなどは、かなり不可能に近いのです。
■新郎新婦側の問題
次に新郎新婦側の問題です。
多くのカップルが、結婚が決まったらまず最初に取る行動があります。
それは「会場選び」です。そしてこの最初の行動こそが退屈な結婚式にしてしまうすべての原因なのです。
会場には、専属の「ウェディングプランナー」と呼ばれる人々がいます。
しかし、先ほどのブライダル業界の問題にあるように、ウェディングプランナーはオリジナル結婚式を考えてくれません。
決まり切ったプログラムを出してきて、あとは調整業務のみです。
もはやプランナー(企画する人)ではなく、コーディネーター(調整する人)なのです。
こうして、オリジナル結婚式をやろうにも、気がついたら型にはめられてしまい、身動きとれない状態になってしまいます。
続きはこちらから 「ゲストはなぜ退屈するのか ポイント1~3」