仏教では、2人が結び付いたのは偶然ではなく、前世から深い縁があったためと考えられています。
仏前式では、仏様やご先祖様に結婚を報告し、感謝します。
仏前式の良いところは「感謝する心」の美しさにあると言われています。
ただ、誓いをたてるだけでなく、結婚に至ったことを祖先の霊に感謝し、仏前に花をたむける場合もあり、このように感謝の気持ちを表現するのは仏前式ならではの儀式だと言えるでしょう。
■仏前式の流れ
1.入堂
新郎新婦、両親と親族が入堂します。
2.啓白文朗読
新郎新婦が焼香台の前で、僧侶が焼香し、仏と先祖に結婚報告として啓白文を読み上げます。
3.念珠授与
新郎に白い房のついた数珠を、新婦に赤い房のついた数珠を僧侶から受取り、合掌します。
4.司婚の辞
僧侶が新郎新婦に結婚の近いを求めるので新郎新婦がそれに答えます。
5.誓いの言葉
新郎新婦が、仏前の前で誓いの言葉を朗読します。
6.焼香
新郎新婦が1回のみ焼香を行います。
7.誓杯
大中小の三つ重なった杯のうちいちばん小さな杯を新婦、新郎、新婦の順で三口で飲み干します。これは神前式でいう「三三九度」にあたります。
8.親族固めの杯
参列者は起立し、祝杯を交わして、合掌します。
9.法話
僧侶から祝いの説話を聞きます。
10.退堂
僧侶、新郎新婦、媒酌人夫妻、参列者の順に退堂します。
というわけでロマンチックに行いたいならキリスト教式、
自由な感じでふたりらしさを出したいなら人前式、
厳粛に行きたいなら神前式・仏前式
という感じでしょうかね~。