■衣裳

・和装の下着代が、ふたり合わせて2万円、ドレスの下着が3万円くらいかかってしまった。
対策：ウェディングの衣裳は専用の下着が必要なことがあります。安くするコツとしては、外部ショップで探すことです。式場提携のドレスショップよりも2，3割安いなんとこともよくあります。


・プランの衣装代は75万円が上限だったのに、気に入った衣裳を選んだら15万円もオーバーした。
対策：衣装代がパックに含まれている場合は、その料金内でどんな衣装が選べるかを会場を決定する前にチェックすること。また、外部ショップから持ち込んだ場合の持ち込み料の金額も確認しておくこと。会場を決定してからでは遅いので、必ず、ドレスのラインアップや金額、持ち込み料などについて確認してから契約をしよう。


・ティアラをはずして生花を挿して1万円かかった。
対策：金額がかかるのを知っているならどこまでやってもらえるか確認を。またこのように、「細かく金額を上乗せしてくる」という手口が多いので、面倒でも、ひとつひとつに、「それは料金がかかるのですか？いくらですか？」と確認すること。


・パックに含まれる無料小物がどれも気に入らず、気に入ったものを選んだら、数万円も追加になった。
対策：ベールやアクセサリーなどの小物は、パック料金に含まれるもののほか、追加料金が必要なものもある。「無料」「付属」と書いてあるものは、その中身を必ずチェックしよう。会場と契約してからでは遅い。契約前であれば、会場も契約欲しさに、「じゃあ無料の幅はここまで広げますから」「ドレスの持ち込み料はこれだけ安くしておきますから」となり交渉しやすい。


・ウェディングドレスは買い取りで、パニエはレンタル。二次会にもウェディングドレスを着ていくことにしたら、パニエのレンタル料が別途3000円かかった。
対策：衣裳のレンタルは挙式・披露宴と二次会で別料金で設定されているケースがほとんど。小物類も同じなので、契約前に確認すること。


■演出

・お色直しの再入場シーンで、番傘を持って登場。登場後、すぐに会場スタッフに回収されて一瞬だけだったのに、番傘代が1万円。
対策：一瞬とはいえ、レンタルしたものは料金がかかってしまう。その一瞬が素敵なものになるのか、そうではないのか、という判断でレンタルをするかどうかを決めよう。
間違っても、式場プランナーのいいなりにはならないように。


・通信カラオケ使用料2万6000円にびっくり。友人と一緒に歌いたいと思っていたけど、その金額に思わずため息が出た。
対策：会場に用意されているものでも、プランに入っていなければ基本的にお金をとられるのが結婚式。ピアノ使用料もとられるところが多い。なかなか気づかない点かもしれないが、事前にチェックしなかったふたりの負け。
基本的に、「式場は隙があれば、何かとお金をせびってくるものだ」という意識を持って、打ち合わせ、チェックにのぞもう。


・グランドピアノの持ち込み手配に10万円と調律代がかかった。
グランドピアノは搬入と搬出に大型トラックや人手が必要。音の正確さを保つために、調律も必要。とはいえ、10万円は高いので、その場合は、事前にグランドピアノの持ち込み料について説明を受けていなのであれば、払う必要はないし、持ち込み手配を自分たちで行えば安くすむ。
とはいえ、式場は「持ち込み料を払え」と言ってくるので、徹底的に闘うか、（ちなみにそもそも持ち込み料は当たり前のように横行していますが、法律的には違法性が限りなく高いとされているので、本気で文句を言えば、取り下げる式場もあります）、式場を変更するか、おとなしく持ち込み料を払うしかない。


・再入場が和装だったので、キャンドルサービスがどうしてもしっくりこず、演出を変更したら、13万円アップした。
対策：衣裳や会場によってできる演出は変わる。あとからお金を請求されるのではなく、やはり、「契約前に確認」することが大事。多くの人が、あとからお金を請求されて困っているのは、「結婚が決まったらまず式場を探す」という意識でいるためだ。
そうではなく、「まずどんな結婚式にしたいのか、それを実現できる会場は？」という風に考えれば、予想外の出費は大幅に減る。
結婚式プロデュース会社などを利用するのも手だ。


・チャペルへの入場シーンで使ったドライアイス代2万1000円。
演出を追加したら料金がかかるのは当たり前。ただ、演出に必要な小物を式場に手配してもらうと、彼らの取り分が乗っかるので高くなる。自分たちで手配すれば安くなる。
自分たちで手配したら「持ち込み料」を請求されるので、事前に確認しておく必要がある。
まだ結婚式の演出が細かく決まっていない場合は、「あとから見積もりが高くなることは防ぎたいので、このプラン以外に、何をしたらお金がかかるか、何を持ち込んだらどのくらいかかるか、すべて教えてください」と聞くこと。


・鏡開きでゲスト人数分の升を注文して3万円かかった。
ゲスト人数分必要なアイテムは事前に総額をチェック。また、他のアイテムと組み合わせることができないかを考えよう。例えば、升にゲストの名前を入れて、席札にすれば、席札代が少し浮く。


・自作のDVDがなぜか会場のプロジェクターで放映できず、会場側でDVD形式を変換することに。2万円かかった。
自作の映像が会場で作動しないというトラブルも起こりがち。事前に保存形式を確認しよう。早めに会場で試写するべし。BGMも同様。きちんと音が出るかを事前に確認しよう。
ちなみに、会場側に変換してもらうのではなく、保存形式さえ確認して自分たちで変換すれば費用も浮く。自分たちでできない場合は外部業者にお願いすれば少し安くなる可能性が高い。


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