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オリジナルウエディングのブログ

優菜 林

林 優菜

2016.10.31

もう迷わない!いい結婚式場・会場の選び方 15項目

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こんにちは。株式会社空飛ぶペンギン社のウエディングプランナーの林です。
突然ですが「本当にいい結婚式場・会場とはどんな結婚式場・会場なんだろう?」そう悩んだことはありませんか?本日はそんな疑問をお持ちのあなたにこっそりお教えします。結婚式業界で働いているからこそ分かる、本当に良い結婚式場・会場とは、どんな結婚式場・会場なのか?を。会場選びに失敗したくない方はぜひお読みください。

 現在はさまざまな口コミサイトがありますが、「正直、口コミでいい結婚式場を判断するのは難しいです。結婚式は基本的に人生で一回限りのイベントなので、書いてある口コミは他の会場と比較してあるわけではありません。また、口コミの主が会場の良し悪しを判断出来るだけの知識をもっているかどうかも分からないからです。ということで、本当に良い会場は実際のところ働いてみないと分からないのが現状です。

ここでは、あなたがよりいい結婚式場・会場に出会える可能性を広げられるよう、お手伝いが出来ればと思います。

新郎新婦さんが考えるいい会場とはどんな会場なのか?

外観・内装が新しい

外観や内装がキレイで豪華な会場は魅力的ですよね。ただ、華美な会場にはそれだけな建設費がかかっているため、建設費の回収のためにアイテムなどが必要以上に高額で販売されている可能性があります。

営業(プランナー)の対応が良い

営業(プランナー)はいわば結婚式場の顔です。そのスタッフにホスピタリティーのない対応をされてしまえば、いくらその結婚式場の評判が良くても嫌になってしまいますよね。

料理がおいしい

ゲストへのおもてなしなしの一つ「料理」。どれだけ外観や内装がきれいでも、冷えた料理や固いお肉が出てくるとそれだけで一気に気分が冷めてしまいますよね。逆に、外観や内装が華美でなくても、料理がおいしいとそれだけで高評価になることがあります。つまり、料理は大切って頃ですね。

特典やサービスが多い

特典や割引が多いと嬉しいですよね。しかし、簡単に数十万円単位で割り引けるところは最初から割引ありきの価格設定になっている場合もあります。「割引をしてくれるから成約しよう!」ではなく本当に気に入ったのなら契約をしましょうね。

ブライダル従事者が考えるいい会場

説明をしっかりしてくれる

ほとんどの新郎新婦様が結婚式初心者です。その弱みに付け込んで、威圧的に成約を迫ったり、高いプランを売り込んでくる会場はよくありません。新郎新婦さまが安心して結婚式に臨めるように、どんな小さなことも丁寧に説明してくれるプランナーが揃っている会場は安心できますね。

プランナーが提案をしてくれる

新郎新婦さんに言われたことを実行するだけではなく、おふたりにとって最善の策や企画を提案します。結婚式初心者のおふたりをリードしてあげるのがプランナーの仕事ですからね。
また、質の悪いプランナーの典型的な例は新郎新婦さんの提案に対し「できない」「無理」を口癖にしています。良いプランナーは出来るように試みるor代替案を提案します。

新郎新婦さんを中心に考えてくれる

いい会場は新郎新婦さんを大切にしてくれます。打ち合わせで待たされる、予算を伝えたはずなのに見積額がどんどん上がる、プランナーがコロコロ変わる、など会場の都合を新郎新婦さんに押し付けるようなことはありません。

スタッフ同士が仲がいい

スタッフの仲がいいということは、それだけコミュニケーションが盛んで情報交換が出来ているということです。「今はこういった演出が流行っている」「これをやったら盛り上がったよ!」「この前の結婚式でこんな失敗があったから気を付けて!」など、自分だけじゃ経験できないことをスタッフ間で共有することで、より質の高い結婚式が実現できます。

いい会場に近づける15項目

です。

そこで、親切な会場は、新郎新婦様に少しでも親近感をもってお越しいただけるように、スタッフページに趣味など人柄がわかるような内容をのせているのです。結婚式本番まで長いお付き合いになるので、何でも相談できるスタッフさんのいる会場がいいですよね。

2.HPやSNSに実際の事例写真が掲載されている

最近はHPに加えインスタグラムやFBといったSNSを活用している会場が殆どですが、ココでのポイントは、広告写真ではなく実際の事例写真を載せているかどうか。新郎新婦さんから写真掲載の許可が取れるということは、新郎新婦さんと会場スタッフさんが良い関係を築けているといえます。

3.施設

結婚式場の外観や内装も、その会場を知るうえで重要な手がかりになります。いかにもといった華美な施設であればやはり必要以上に中間マージンを多くとっている可能性が高いです。また、会場費用料やプロジェクター使用料、音響設備使用料などいちいち細かく金額がかかる場合が多いです。

反対に、何だか汚くて古いイメージがあれば、金額は安いが、取り扱いアイテムのラインナップが古い可能性があります。ということで、あまり華美な必要はないけれど最低限の清潔感が保たれている結婚式場・会場がよいでしょう。

4.プランナーが提案をしてくれる

Planner(プランナー)の意味は「企画係、立案者、設計者」です。新郎新婦さまに言われた通りに実行するだけではプランナーとは言えません。これまでの経験を武器に、おふたりでは考えつかなかった企画や最善のプランを提案するのがプランナーの本当の仕事であり、そういったプランナーが多い会場は教育が行き届いていて、いい会場だと言えます。

5.打ち合わせで待たされない・一度の打ち合わせ時間が短い

会場決定後、本番までの期間に平均で4~5回の打ち合わせがあります。一回の所要時間は大体2~3時間程度ですが、中には一回に4~8時間をかけてしまう会場もあります!決める内容はどこの会場も大差はないのに、どうしてこんなにの所要時間がかわるのでしょうか?

それは、待ち時間です。プランナーさんが他の新郎新婦さまと打ち合わせをブッキングしすぎてしまい、無駄な待ち時間があるからです。事前に検討してほしい内容をメールや電話で伝え、打ち合わせは「決定」させる場にするなど、プランナーさんが効率の良い段取りをしてくれるかどうか。「新郎新婦さまの貴重な時間をいただいている」と考え新郎新婦さまにストレスがかからない環境を作るのがいいプランナーです。

6.打ち合わせの回数が少ない

結婚式までの全ての休日を、結婚式の打ち合わせに費やしてしまうのはストレスですよね。ご自宅から会場まで離れている方は、行き来するだけでもかなりのパワーを使います。

そこで、いい会場はメールや電話で済むような内容はメールや電話で済ませ、出来るだけ来館数を減らす努力をします。見学時に、打ち合わせの回数や一回の所要時間を聞いてみるといいですよ。

7.見学時にしっかり説明してくれる

ほとんどの新郎新婦さんが結婚式の初心者で、見学段階では「何を質問したらいいのかもわからない」状態です。これからどういう段取りで準備を進めていけばいいのか?なににどれくらい費用が掛かるのか?演出・衣装・料理のランクはどれが一般的なのか?新郎新婦さんが望む結婚式には現実的にいくらくらい必要なのか?、新郎新婦さまが安心して、ご契約・準備に移れるように新郎新婦さんからの質問に答えるだけではなく、しっかりと説明をしてくれます。

8.今日契約してくれるなら!とやたらと割引や特典を付けない

会場のサービスに自信とプライドを持っているところは、値引きや特典で成約にこじつけません。それに、一生に一度の結婚式。結婚式を挙げる場所は新郎新婦さんにとって、この先の人生においてとても大切な場所になります。いろいろと比較してもらいおふたりにピッタリの場所を選んでほしい、それがおふたりの幸せを心から願う人たちの考えではないでしょうか。

9.プランの内訳をしっかりしてくれる

よく「期間限定のお得な○○プラン」と打ち出している会場かあります。その場合プランで申し込むと衣装も料理も単価は記載されず「プラン内」とだけしか書かれていない見積もりがでてきます。しかし新郎新婦さんからするとプランの中でどのアイテムにいくらかかっているのかがさっぱりわからないため、疑問ですよね。

というのも、実はプラン内で選べるアイテムはグレードが低いものであったりして、全然お得になっていないケースもあるんですよ。何にいくらかかっているのかをプライスリストを用いてきちんと説明してくる会場は安心できますね。

10.予算を考えてくれる

結婚式場の取り扱いアイテムには中間マージンが入っているので通常よりも高い可能性があります。そういった場合、自社で買わせるのではなく、持ち込みできるものは新郎新婦さま側で持ち込ませることで費用を抑えることができます。全ての人が予算も関係なく結婚式ができるわけではありません。新郎新婦さんの予算に合わせて最善のプランニングを行ってくれる会場はいい結婚式場です。

11.新郎新婦のことを考えてくれる

荷物が多いときに運ぶのを手伝ってくれる。打ち合わせでの無意味な時間を作らない。そんな心遣いのできる結婚式場はいい結婚式場なのではないでしょうか。好みとは関係なく高いアイテムばかりを進められる。聞くまで、頼むまでなにもやってくれない。新郎新婦さんの気持ちを汲んで行動できない会場はホスピタリティーが欠けているといえるでしょう。

12.スタッフ全員がぞれぞれ責任をもって仕事をしている

一つの結婚式を創る為に、驚くほど多くのスタッフのが関わります。つまりどれだけ担当プランナーが敏腕でも、無責任な仕事をするようなスタッフがいれば結婚式は成功しません。また会場によっては、当日プランナーが一切立ち会わないところもあります。出来るだけブライダルフェア(できれば試食付き)に参加して、配膳や音響・照明スタッフなどの人柄も見ておきましょう。

13.外部業者からの評判がいいい

業者から評判がいい会場はかなりいい会場と言えます。結婚式場は新郎新婦さんに自社の商品を売ったり、提携業者のアイテムの中間マージンとることで利益をあげています。つまり、新郎新婦さんに外部からアイテムを持ち込まれると利益が減ってしまうので会場としては楽しくありません。

 実際に大手ブライダル会場であった話ですが、持ち込みのカメラマンが写真を撮ろうとすると、サービススタッフがカメラの前に立ちはだかり撮影の邪魔をするなんてこともあるそうです。業者からの口コミというのはわかりやすい判断基準かもしれませんね。
出典:ウエディングカメラマンの裏話
http://ameblo.jp/dapanda45/

外14.新しい設備・アイテムが揃っている

一番わかりやすい設備はプロジェクターです。最近のプロジェクターは、明るい状態でもくっきり見えますが、一昔前の型は照明を落とさないと見えません。設備投資をケチり何年も変えず古いプロジェクターを使い続け、さらには質が悪いのに、使用料は据え置きにしている会場があります。

アイテムで分かりやすいのは演出系です。最近では趣向を凝らした演出アイテムがたくさんあるにも関わらず、昔ながらのキャンドルやアクアだけしか置いていない会場は、アンテナを張っていない証拠です。最新設備やアイテムを取り入れている会場は「新郎新婦さんの満足度をあげたい!」という方針の会場なのでそれだけ楽しい結婚式が作れる可能性が高いと言えます。

15.基本的なことを基本的にやっている

当たり前のことですが、基本的な事をしっかりとできている結婚式場はいい会場です。全てのスタッフがどのお客様にも気持ちよく挨拶する。館内の清掃が行き届いている。スタッフが楽しそう。

というのも、最近、ブライダル業界は婚礼数が落ち込んでいることもあり人員の削減で、必要最小限の人数結婚式場を運営しています。そうなるとどうしても、一人ひとりに与えられる仕事量が増え負荷が大きくなります。その結果、基本的なことが出来なくなってしまい、サービスの質に影響が出てきてしまうのです。

基本的なことが出来ている会場は、プランナーさんにも余裕があるいえるので、一組ひとくみ、向き合って結婚式を創ってくれる可能性が高いです。

 

最後に

いい結婚式場とは人によって捉え方は様々です。内装がきれいで口コミサイトで評判が高い会場が良い結婚式場。私も以前はそう思っていました。

しかし、色んな会場の内部を見ていくにつれて、一概にそうとは言えないと実感しました。
というのも、先日、「口コミサイトで評判の某人気結婚式場で詐欺まがいなことをされてしまった・・・」という知人がいました。結局、その式場との契約は多額のキャンセル料を払ってキャンセルをし、新しい式場を探し直すということに。そこで、お二人に「失敗しない会場の選び方」を伝えました。その後、ふたりは、外装や内装は豪華ではないけどスタッフの対応が親切丁寧ないい式場と巡り合え、無事結婚式を執り行えたとのことでした。

 一生に一度の結婚式。

後悔しない素敵な結婚式にするために、いい結婚式場の選び方を学んで「信頼できるいい結婚式場」を見つけて欲しいと思います!!


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優菜 林

林 優菜

ウエディングプロデューサー

元俳優。俳優時代、舞台や映画を通して、お客様に楽しんでいただく快感を覚える。その後、空飛ぶペンギン社の型にハマらないユニークな結婚式に出逢いブライダル業界に転職。 「結婚式は最高のエンターテイメントだ!」を合言葉に、ゲストがワクワクするような結婚式創りに励んでいる。

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