原 勝則
2017.02.10
悩める花嫁さんへ!マリッジブルーを乗り越える2つのコツ
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こんにちは。空飛ぶペンギン社の原です。
結婚式の仕事をしていると、たまに、「私、今、マリッジブルーです・・・」という花嫁さんにお会いします。
せっかくこれから素敵な結婚式を挙げようというのに、マリッジブルーになってしまったら、結婚式を楽しむどころではなくなってしまいますね。
今回は、そんなマリッジブルーの乗り越え方について考えてみましょう!
目次
■マリッジブルーはどんな症状になるの?
■マリッジブルーになる原因はナニ?
■マリッジブルーを乗り越えるための方法は?
■最後に
■マリッジブルーはどんな症状になるの?
マリッジブルーは、結婚直前になって、急に不安な気持ちになってしまうことを言います。
「本当にこの人で良いのだろうか・・・」
「結婚してしまったら不幸になるのではないか・・・」
「相手の両親とうまくやれる気がしない・・・」
「結婚式の準備をひとりでやっている気がしてイライラする・・・」
などなど、とにかく不安で、暗い気持ちになってしまうのです。
相手の事が好きで、プロポーズされた時は涙が出るほどうれしかったのに、なぜか結婚式が近づいてくると、不安になってしまう。
考えてみれば不思議な話ですね。
マリッジブルーで不安な気持ちが大きくなりすぎて、婚約破棄になるケースもあるのだそうです。
やっかいなやつ!これはきちんと対策しないといけないですね!
■マリッジブルーになる原因はナニ?
ではなぜマリッジブルーになってしまうのでしょうか?
結婚生活への不安が原因と言われていますが、なぜ不安になるのでしょうか?
個人的な考えですが、それまで漠然としかイメージできていなかった結婚生活が、結婚式の準備などを進めていくにつれて、リアルに想像できるようになってきて、その結果、不安になってしまう、ということかなと思います。
結婚が決まれば、相手のご両親に挨拶したりしますし、結婚式の準備を通して、相手の嫌なところが目につくようになりますし、せっかくの休日も準備で潰されてしまいますし・・・
その結果、冒頭にも書いたような、
「本当にこの人で良いのだろうか・・・」(準備で相手の嫌なところが見えてきたから)
「結婚してしまったら不幸になるのではないか・・・」(今までだったら友達と休日を楽しく過ごしていたのに、結婚式の準備などで自分の時間がなくなったから)
「相手の両親とうまくやれる気がしない・・・」(挨拶したけど仲良くなれていないと感じているから)
といった不安につながっているのではないでしょうか?
そもそも、人間の脳は「変化を嫌う」癖があるのだそうです。
慣れ親しんだ環境にいる方が、脳としては楽チンなのです。
慣れ親しんだ環境であれば、頭を使わずとも、無意識で行動できますよね。
例えば、朝起きて、歯を磨いて、着替えて、出勤する、という一連の行動はとくに頭を使わずともやれますよね。
それが新しいことを始めたら、また一から情報を集めて覚える必要があるのです。
「よし、今年はジョギングするぞ!」と意気込んで、最初の3日間はがんばるものの、すぐに挫折してしまうという経験をしたことはないですか?私は何度もあります!
最初は、自分は何てグズな人間なのだろうか・・・と自己嫌悪に陥っていました。
しかし、いろんな脳科学の本を読むと、共通して、「脳は変化を嫌う」と書いてありました。
だから新しい事を始めようとしても、続かないのです。脳が「いやいや、やめなさいよ!」とストップかけてくるわけです。
そこを気合いで20日間くらい続ければ、今度はそれが習慣となるので、
脳も「あれ、今日ジョギングしないの?」となるわけなのです。
ましてや、結婚となれば、ジョギングとは比べ物にならないほどの変化が訪れますよね。
まず住むところが変わりますし、ひとり暮らしからふたりに変わりますし、苗字だって変わりますし、自由な時間もなくなりますし、もう、何から何まで変わりまくってしまうのです。
結婚は、脳さんもビックリな重大事件なわけです。
「何とかこの結婚を阻止せねば!!」と、街の平和を守るヒーローのように、張り切ってしまうのです。
だから、結婚式の準備でちょっと相手の嫌なところが見えた瞬間、すかさず、
「ほら、やっぱりあいつはダメなやつだ!婚約破棄しようぜ!」とか、
結婚式の準備が忙しければ、「ほら、いつもだったら友達と楽しくカラオケに行っていたのに!悪いのは全部、結婚のせいだよ!」なんてささやいてくるのです。
脳が、結婚という変化を拒絶している、というのがマリッジブルーの大きな原因なのではないでしょうか?
もちろん、マリッジブルーの原因のすべてではないでしょうが、これはかなり大きな部分を占めていると思います。
ということは、結婚に対する考え方を変えて、この脳を味方につければマリッジブルーを乗り越えることができるはず!
というわけで、次のパートでは、マリッジブルーの乗り越え方を考えてみることにします。
■マリッジブルーを乗り越える方法は?
マリッジブルーの内容は大きくふたつに分けられます。
ひとつは、パートナーに対する不安、もうひとつは環境の変化に対する不安です。
でもどちらも不安になっているのは自分自身の「考え方」のせいだと思います。
つまりこの「考え方」を変えていければ、不安は和らぐはずです。
「本当にこの人で良いのだろうか・・・」といったパートナーに対する不安の裏には、
「自分にはもっと良い人がいるのではないだろうか・・・」という想像上の原因と、
「この人の、こういうところがイライラする!」という現実としての原因のふたつがあると思います。
「自分にはもっと良い人がいるのではないだろうか・・・」のパターンの場合ですが、まあ、これは正直、考えてもキリがないですよね。
現実として、同時に何人もの男性にプロポーズを受けているような場合は話が別ですが、そうではない場合は、「隣の家の芝生が青く見える」のと同じ現象です。
仮に、婚約を解消して、他の男性とくっついたとしても、またすぐに隣の芝生が青く見えてしまうだけで、きっと心から満足することはないのです。
そうではなく、今、目の前にいるパートナーの良いところに目を向けてみてはいかがでしょうか?
結婚を誓った相手です。どんなところが好きだったのか、この人の長所はどこなのか、自分にはない点はどういうところなのか。そうすると色々と良いところがでてくると思います。付き合っていた頃の楽しい想い出も蘇ってきます。
そして、そんなパートナーの存在に感謝しましょう。
そもそも人間は、生きているだけで幸せなことだと思います。
さらに、自分のことを理解してくれて、自分と一生を歩むと誓ってくれるパートナーがいるということは、はっきり言ってこれはもう奇跡的な幸せ状態です。
パートナーといる生活が、当たり前に感じて、ありがたみを感じにくいとは思いますが、
この当たり前の状況が続いていることこそ、「ありがたや~」なのです!
そんな幸せな状況を作り出してくれているのはパートナーのおかげ!そう思いましょう!
そして次は、パートナーのために自分ができることは何かを考えてみましょう。
仕事から帰ってきたら「お疲れ様!」と声をかけてあげるとかささいなことでも結構です。そういう考えで数日過ごしてみてください。
そうすると、あら不思議!
だんだんと、愛おしく見えてきませんか?
この人とがんばれる!という気になってきませんか?
「隣の芝生が青く見えたとしても、一番青いのは私たち!」
と言い張れる自信がつくはずです。
目の前のパートナーへの感謝の気持ちを忘れずにいきましょう!
それでも!
現実として、
「この人の、こういうところがイライラする!」というのは残るかと思います。
パートナーといえども、もともとは他人だったわけで。最初から完璧に通じ合うなんて不可能だと思います。
完璧に通じ合えるはず!と思いこんでいるから、ズレが見えた時にイライラするのです。
「ずれまくって当たり前!」くらいの精神でいきましょう。
その上で、どうしても許せないポイントがあるのであれば、徹底的に相手と話をしましょう。
話をする時に大事なのは、「いきなり押し付けない」ことだと思います。
例えば、家事を全然手伝わない相手に、「明日から、毎日掃除しろ!」と要求しても、無理なわけです。(相手の脳が「掃除しない環境」に慣れてしまっていますし)
「まずは週に1回を目標にやろうね♥」みたいな感じでいけばもしかしたら相手も話を聞いてくれるかもしれません。
ズレはお互いにありますし、どちらが正しいということもないので、お互いに譲り合いながら、話をしていくことが大事だと思います。
整理すると、マリッジブルーのうち、パートナーに対する不安については、
・目の前の相手の良いところを見るようにして、存在に感謝
・それでも許せないことがあったら譲り合いの精神で話し合い
ということです。
次は、マリッジブルーのうち、「環境の変化」への不安について考えてみましょう。
「結婚したら自由な時間がなくなってしまう・・・」
「相手の家族とも付き合っていかないといけないし面倒くさい・・・」
などなど、これから始まる結婚生活をネガティブにとらえてしまうパターンです。
そんな時は、結婚生活のポジティブな面を想像してみるのはいかがでしょうか?
「今まではひとりだったけど、これからはパートナーがいるから生活がにぎやか!」
「どんな時も味方でいてくれる頼もしい存在ができる!」
「自分の親には相談できないことも相手のご両親には相談できるかも!」
などなど、無理矢理にでも前向きに考えてみましょう。
とはいっても、結婚生活をしたことがない場合、なかなかイメージするのは大変かもしれませんね。
そんな時は、周りの既婚者に相談してみるのはどうでしょうか?
両親をはじめ、結婚したお友達など、相談に乗ってくれそうな人にいろいろ聞いてみましょう。
「結婚して良かったことは?」とか
「不自由な生活になりそうで不安だけど実際はどう?」とか
ずばり、「マリッジブルーはどうやって乗り越えた?」でもいいです。
すでに結婚生活を体験している人の話を聞くことで、目に見えない不安がイメージできるようになり、和らぐはずです。
マリッジブルーは「ひとりで抱え込む」ことでより悪化してしまいます。
パートナーやご両親、まわりの既婚者のお友達に悩みを聞いてもらうことで、ずいぶんと楽になれるはずです。
結婚生活のポジティブな情報を集めたら、次はポジティブで幸せな結婚生活をイメージしましょう。
自分の脳に「結婚生活は幸せなものなのだ!」と刷り込むのです!
妄想しすぎは現実とのギャップで苦しむので、できれば現実的に、ポジティブに。
「友達と遊ぶ時間が少なくなったけど、たまに会えるからより楽しく感じるし、何より、普段からパートナーがそばにいてくれるから、さびしくない!」
とか、
「正月に相手の実家に行くことになってちょっと面倒くさいけど、観光もできるし、
パートナーの小さい頃の話も聞けて楽しい!何より家族が増えて最高!!」
とか、リアルな感じでイメージするのがいいと思います。
すると脳が勝手に結婚生活をイメージしてくれるので、いままでのような拒絶反応が起こりにくくなるはずです。
整理すると、環境の変化に対する不安へは、
・経験者に結婚の良いところを教えてもらうと同時に悩みを相談して、ひとりで抱え込まないようにする
・結婚生活をポジティブにイメージして事前に脳に慣れさせる
これを実践できれば、ずいぶんと楽になれるはずです!
■最後に
マリッジブルーについて考えてきました。私個人の独断と偏見がほとんどですが、参考程度にしていただければ幸いです。
このブログを書いて思ったことは、「あれ?マリッジブルーは敵ではなく、むしろ幸せへのチャンス!?」ということでした。
だってマリッジブルーのおかげで、パートナーとも向き合えますし、今後のことについてじっくりと話し合えますよね。
マリッジブルーがなければ、パートナーについてちゃんと理解しないまま、結婚生活が始まってしまう可能性だってあります。
マリッジブルーになったら、「絆を深めるチャンス!」と喜びましょう!
マリッジブルーは、パートナーとじっくり向き合って、話し合い、力を合わせて乗り越える。
これが本当の「はじめての共同作業」なのだと思います。
~お客様の声~
堅苦しくて準備が大変というのが結婚式のイメージですが、まるで文化祭の準備をしているようでワクワクして楽しかったです(^^)第一印象通り、いやそれ以上の結婚式になったと思います!
ふたりの手間は最小限!マリッジブルーも吹っ飛ぶ「ワクワクする」結婚式準備は、空飛ぶペンギン社まで!
原 勝則
空ペン社代表
NHK、リクルート、ベンチャーを経て、空飛ぶペンギン社を設立。 ブライダル業界のことを何も知らずに飛び込んだおかげで、アレやコレや何かと大変な目に合いつつも、これまでのブライダルにはなかった新しい風を創り出す(自称)。日々、精進中。
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