原 勝則
2017.01.04
覚えておきたい!ブライダルフェア活用術
79825VIEW
こんにちは。空飛ぶペンギン社の原です。
2017年がスタートしましたね!酉のように大きく羽ばたける1年にしましょう!
今日のテーマは「ブライダルフェア活用術」です。
1月と2月は、結婚式が少ないいわゆる閑散期。
そんな閑散期を利用して、結婚式場は、ブライダルフェアを開催しています。
ブライダルフェアは、本番さながらにお花が飾ってあったり、演出アイテムを実際に体験できたりする場です。
まだ式場を決めていない方に向けたフェアもあれば、すでにその式場で結婚式をやることが決まっている新郎新婦向けに開催するフェアもあります。
空飛ぶペンギン社も、全国各地いろんな式場のフェアに呼ばれています。
何をしているかというと、フォトシュシュを知らない新郎新婦さんに対して、実演や説明をするお手伝いです。
全国のブライダルフェアに参加し、多くの新郎新婦さんたちに会ってきた中で感じたことは、「ブライダルフェアを有効に活用している新郎新婦さんの結婚式は、失敗しない」ということです。
まさに「ブライダルフェアを制する者は結婚式を制する」です!
それでは詳しく見ていきましょう!
目次
ブライダルフェアって何?
1-1「式場を検討している人に向けたブライダルフェア」
1-2「すでに式場が決まっていて、具体的に内容を決めるためのブライダルフェア」
ブライダルフェアに参加するメリット
2-1「よりリアルに結婚式をイメージできるようになること」
2-2「自分たちらしい結婚式のアイデアが生まれやすいこと」
ブライダルフェアを活用するための鉄の3カ条
3-1 ブライダルフェアに向けて準備せよ!
3-2 知ったかぶりにならない!
3-3 優先順位とタイムマネジメント
■ブライダルフェアって何?
ブライダルフェアは、結婚式を具体的にイメージするためのイベントです。
「うちの結婚式場ではこんな結婚式になりますよ!」ということをアピールする発表会です。
新郎新婦のモデルさんによる「模擬挙式」や、「料理の試食」、披露宴の流れを簡単に紹介する「摸擬披露宴」、ほかにも「ドレスの試着」、「ヘアメイク体験」など、内容は式場によって変わりますが、大体そんな感じのことをやっています。朝から晩まで、すごいところは、2~3日間にも渡って開催していることもあります。
ちなみにブライダルフェアの多くには「特典」がついていることが多いです。
「来てくれた人には●●をプレゼント!」「契約してくれたら10万円割引!」など、
いろいろあります。
せっかくならお得な方がいいですよね!
そんなお得なブライダルフェアですが、大きくふたつの種類があります。
「式場を検討している人に向けたブラダルフェア」と「すでに式場が決まっていて、具体的に内容を決めるためのブライダルフェア」です。
1-1 「式場を検討している人に向けたブライダルフェア」
どこの結婚式場にしようかな~、と迷っている方を対象にしたブライダルフェアです。
式場によっては「会場見学会」「無料相談会」「試食会」などいろんな名前や目的別で開催されています。
本番をイメージした飾り付けやテーブルセットがされていたりしますので、
何もやっていない時に下見にいくよりも、はるかに本番をイメージしやすくなります。
あとから「イメージと違った!」とならないよう、
気になっている式場のブライダルフェアには、できる限り参加するのがオススメです。
1-2「すでに式場が決まっていて、具体的に内容を決めるためのブライダルフェア」
こちらは式場が決まった後に、開催されるブライダルフェアです。
「招待状はどうする?」「プロフィールムービーはどこの業者にする?」「カメラマンやアルバムはどれにする?」といった結婚式の具体的な内容を決めるために、実際に実物を見たりするための場です。
結婚式は多くの人にとって初めてのことだと思います。
そのため、アイテムひとつにしても、実際に見てから決めていく方が失敗しないですよね。
こちらもできる限り参加して、ひとつひとつ確認していくことをオススメします。
■ブライダルフェアに参加するメリット
ブライダルフェアに参加するメリットは、ふたつあります。
ひとつは、「よりリアルに結婚式をイメージできるようになること」。
そしてもうひとつは、「自分たちらしい結婚式のアイデアが生まれやすいこと」です。
2-1「よりリアルに結婚式をイメージできるようになること」
ネットでお買い物をしたことや、アプリでレストランを検索して行ったことはありますか?
その時に、「あれ?思っていたイメージと違う!」と思った経験はないでしょうか?
サイズや色や内容について、調べたつもりでいたのに、サイズも色も、イメージしていたものと違っていたことや、ネットでは、もっと広くてゆったりしているレストランかと思っていたのに、実際に行ってみると、狭くてきつきつだったー、とか。
料理も、メニューの写真では、お肉がてんこ盛りなのに、実際は、ちょっとしかお肉が乗っていない、とかとか・・・。
「思っていたのと違う!」という経験は誰しもあるのではないでしょうか?
レストランがイメージと違っていた場合、次から行かなければいいのですが、
結婚式はそういうわけにはいきませんよね。
次がないのですから。
一度きりなので失敗はできないのです。
だからこそ、いかに「リアルにイメージするか」が大事になってきます。
結婚式場のホームページの写真がとても素敵で、本番もそうなると信じていたのに、実際は、そうならなかった・・・なんてこともあり得るのです。
本当はその式場で、結婚式をやっている時に、下見に行くのが一番良いのですが、それは無理なので、「本番に限りなく近い」ブライダルフェアに参加する必要があるのです。
論より証拠!
そう、雑誌やネットの写真にだまされず、実際に見ること・体験することが大事なのです。
2-2「自分たちらしい結婚式のアイデアが生まれやすいこと」
結婚式のリアルなイメージが持てると、新しいアイデアを思いつきやすくなります。
まっさらな状態から、「自分たちらしい結婚式を想像してみて!」と言われても難しいですよね?
でも具体的に見てきたあとであれば、見てきたものとの比較で、なんとなくアイデアがでるものです。「フェアではウェルカムグッズにぬいぐるみが置いてあったけど、私たちなら、想い出のあのグッズを置くのもありかもね~」とか、「ただの席札置いてもあまり面白くないから裏にメッセージでも書いておこうよ~」とか。
実際に見てきたからこそ、新しいアイデアが生まれやすくなるのです。
しかし!!
ブライダルフェアにただ何となく参加するのではダメです。
参加するからには、「ちゃんと役に立てるぞ!」という意識がないとダメなのです!
そこで、最後に、ブライダルフェアを活用する達人になるためのポイントをご紹介します。
■ブライダルフェアを活用するための鉄の3カ条
せっかく時間と交通費を費やして参加するわけなので、ブライダルフェアに参加したことを役に立てないといけませんね。
そのための鉄の3カ条をお教えしましょう!
3-1 鉄の3カ条 その1「ブライダルフェアに向けて準備せよ!」
ブライダルフェアを有効活用するためには、事前準備が必要です。
式場を決めるためのフェアであれば、
・大体の人数
・日取り
・希望する結婚式のイメージ(漠然とでもOK)
あたりはふたりで話し合っておきましょう。
内容を決めるためのフェアであれば、
・おおまかな予算
・親族の意向(一緒に参加することも多いです)
・希望する結婚式のイメージ
このあたりについて整理できたら、準備物の確認です。
・コンディションと服装について
ブライダルフェアはとても疲れます。
全部回るととても時間がかかりますし、長時間立ちっぱなしになることもあります。
ダラダラと長い説明をする業者もたくさんいるので、精神的にもヘトヘトになります。
そのため、前日はしっかりと睡眠をとっておきましょう!
(これ、かなり大事!)
そして当日は、歩きやすい服装や靴にしましょう。
女性はヒールだと疲れてしまいます。疲れてしまうと、「もういいか」と帰りたくなってしまって、大事な事を知らないまま終わってしまう可能性もあります。
「ブライダルフェアは疲れる!」という意識で、準備をしましょう。
また、可能であればブライダルフェアの日は、他の予定を入れないようにしましょう。
時間を気にするあまり、ちゃんと見て回れないということにもなりかねません。
その日はブライダルフェアに集中できるようにしておきましょう。
・持ち物
・メモ帳・筆記用具
気になったことや疑問点などをメモに残しておきましょう。
後日、プランナーさんとの打合せで確認したりするのにとても役立ちます。
・デジカメ(スマートフォン)
実際の演出やアイテムなどを見て、気になるものがあれば、写真や動画を撮りましょう。
自分たちで後日、話し合う時に役立ちますし、ブライダルフェアに参加できなかった親族に説明する際にも役立ちます。
・A4サイズの書類が入るカバン
フェアではいろんなパンフレットをもらうことになります。
きれいに持って帰れるよう、クリアファイルやカバンを持っていきましょう。
A4のサイズが入ればまず大丈夫です。
大事なのは「ブライダルフェアに集中」することです。
メモを取りながら、写真や動画を撮りながら、イメージを膨らませていってください。
もし小さなお子さんがいらっしゃるような場合は、その日は、ご親族に面倒を見てもらうなどもいいと思います。難しい場合は、おむつやミルクなど万端の準備をしていきましょう。
3-2 鉄の3カ条 その2「知ったかぶりにならない!」
ブライダルフェアは、あらゆる選択肢を実際に見て、自分たちに必要なものと必要じゃないものを見極めるためのチャンスでもあります。
ほとんどの人が、結婚式初心者のはず!
そのため、知ったかぶりにならずに、何でも好奇心をもって、まずは見てみる、体験してみる、という姿勢が大事です。
ブライダルフェアに参加していると、
ひとつひとつ見て回る人と、さらーっと素通りする人の2種類の新郎新婦さんがいます。
以前、ブライダルフェアで、ある新郎新婦さんにフォトシュシュを説明すると、
「これならゲスト参加型でサプライズになる!」ととても喜んでもらいました。
ゲストにいかに楽しんでもらえるかを考えている素敵な新郎新婦さんだなと思いました。
そこで、私は、「じゃあ、あそこに展示しているキャンドルは見ました?ふたをするとメッセージが浮かび上がるのでゲストは喜ぶと思いますよ~!」と。
すると、その新郎新婦さんは、「遠目から見て、ただのキャンドルかと思って、スルーしていました!」と。
あぶない、あぶない!もったいない!
せっかく素敵な演出があるのに、勝手な思い込みで、スルーしてしまっていたわけなのです。
同じようなことはフォトシュシュにもありますよ。
テレビやネットなどで、フォトシュシュのことを知っていただいていたのか、
フォトシュシュのブースに到着すると「あー、アレね」という感じで、「それ知っているので追加の説明は不要です」なスタンス。
しかし実際に体験してもらうと、
「こんなにすごいのですね!これなら楽しそう!」と一気にテンションが上がるではありませんか!
そう、危うくフォトシュシュも、知ったかぶりでスルーされかねない感じだったのです。
しかし、そんな新郎新婦さんの気持ちもとてもよく分かります。
なぜなら、フェアによっては、
業者の呼び込みがしつこかったり、一度、話を聞き始めると、そこから30分くらい時間がかかってしまったりすることがあるからです。
そんなことが続けば嫌気がさしますよね・・・。
そこで、最後のポイントとして、うまくまわるためのコツをお伝えします。
3-3 優先順位とタイムマネジメント
なるべく疲れずに、ブライダルフェアを効果的に回るために大事なのは、
優先順位を決めておく、ことです。
何を優先的に見て回るか、は、どんな結婚式にしたいのかによって変わってきます。
例えば、「ゲスト参加型で盛り上がる結婚式にしたい!」ということであれば、演出コーナーを優先的に回りましょう。
「とにかくお花にこだわりたい!」場合はお花や装飾コーナーに時間を費やしましょう。
しかしそれでもあらゆる選択肢を知るための場なので、できれば全部回りたいわけです。
そこで大事になってくるがタイムマネジメントです。
「知ったかぶりにならないで、ちゃんと説明を聞くようにしましょうね!」と先ほど言いましたが、同じようなサービスで毎回30分も聞いていたら疲れちゃいますよね。
ブライダルフェアによっては、例えば、記録写真だけでも5~6社の業者が来ていたりします。
大体、写真と映像の業者は話が長いのですが、それが何社もあると、それだけで1日終わってしまいます。
そこで、例えば、「さっきあっちの映像会社の説明を受けました。あっちとの違いや、こっちの特徴やおすすめの商品の紹介に絞って、10分以内でお願いします」と最初に伝えちゃいましょう。説明といっても、正直そんなに大差ありません。
例えば映像の会社であれば、
「どんなタッチの映像なのか」が大事なので、実際のサンプル映像で確認して、パンフレットをもらってあとで比較検討できるようにすれば十分です。
うちも含めて、ブライダルフェアに参加している業者は、一生懸命、商品の良さを知ってもらって、買ってもらおうとしているわけなので、放っておくと、いつまでも説明が続きますよ。
それだと、時間も体力も奪われる一方です。
ブライダルフェアを効率的に回るなら、1社あたりの時間を決めて、相手に伝えましょう!
その結果もっと聞きたいと思えば、延長すればいいだけですしね。
コントロールするのはあなたです!
結婚式をやるのは最初で最後!(一部の人を除く)
最初だからこそ、いろんな選択肢を具体的に知った上で、イメージを膨らませる必要がありますし、最後だからこそ、悔いのないよう、万全の準備をする必要があります。
ブライダルフェアは、そのための近道。
面倒くさがって、なんとなく参加するのではなく、
気合いを入れて、集中して回りましょう!
そして何より!
ブライダルフェアに参加する機会は、人生で何度もありません。
そんな貴重な機会を、ぜひ楽しんでみてください!
原 勝則
空ペン社代表
NHK、リクルート、ベンチャーを経て、空飛ぶペンギン社を設立。 ブライダル業界のことを何も知らずに飛び込んだおかげで、アレやコレや何かと大変な目に合いつつも、これまでのブライダルにはなかった新しい風を創り出す(自称)。日々、精進中。
Recommendおすすめ記事
-
結婚式演出フォトシュシュ 体験レポート「フォトシュシュを取り入れて大正解でした!」
3040VIEW
2023.07.27
-
どうしよう!結婚式当日に浮腫んだ時の対処法
52644VIEW
2016.09.11
-
ゲストが喜ぶ結婚式を作るためのプランニング6つの秘訣
1338VIEW
2024.03.19
-
あなたは大丈夫?会社や友人への結婚報告NGマナー7つ
94201VIEW
2017.03.06
-
盛り上がる!結婚式披露宴・二次会の余興アイデア集♡
468784VIEW
2017.06.09