原 勝則
2016.11.22
結婚式の演出ってどんなことをすればいいの??
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こんにちは。空飛ぶペンギン社の原です。今回は、「結婚式の演出」について考えてみたいと思います。
今までお友達や会社の同僚の結婚式などに参加されたことのある方であれば、大体、結婚式でどんな演出が行われているか、なんとなく知っている方も多いと思います。でも、いざ自分の番になると「何をすればいいの?」と分からなくなりますよね。「何となくみんなやってるから・・・」とか、「結婚式ってそれやらないといけないみたいな空気だから・・・」などと消極的な理由で、いわば妥協していろんな演出をやっている方も多いと聞きます。演出をやるのにもお金がかかりますし、結婚式は時間も限られているので、どの演出が自分に合っているかを見極めることが大切です。
そこで今回は、個人的な感想をつけ加えながら、いろんな演出やアイテムをご紹介していきたいと思います。ご紹介するにあたり、「ゲストへの新鮮度」「予算の優先度」「やっておかないとヤバい度」という3つの切り口で、評価してみたいと思います。
「ゲストへの新鮮度」は、ゲストの立場で、それが新しいかどうか、面白いかどうか、という基準です。ゲストを喜ばせてナンボ!という素晴らしい考え方をお持ちのあなたは、この項目を重視しましょう!「予算の優先度」は、予算をかけるべきかどうか、の基準です。予算には限りがありますので、この優先度が高いものから検討していきましょう!「やっておかないとヤバい度」は、やっておかないと何となく「え?」って空気になりそうな度合いです。
「いやいや、私たちは自由にやるんだ~!!」という方は気にしないでもいいです!本来はコレは絶対にやらないといけない!なんて演出はないのですから!というわけで、いってみましょう!!
【目次】
1 招待状
「ゲストへの新鮮度」★★☆☆☆
「予算の優先度」★☆☆☆☆
「やっておかないとヤバい度」★★★★★
結婚式のスタートは何と言っても招待状ですよね。個人的には、これが最初にして最大の「大変な」作業だと思います・・・。ゲストのリストアップをして、電話やメールを使って、ひとりひとりに送り先の住所を聞いて、宛名を印刷して、切手を貼って、封筒に入れて、また切手を貼って・・・途中で、漢字の間違いを発見して、印刷し直して・・・あー、大変!!
「私がこんなにがんばってるのに、アンタ、何で、のん気にゲームしてんのよっ!!」なんて、ケンカになったりもするでしょう。
正直、招待状は、「やっておかないとヤバい」からやるって感じですよね~。だって、さすがにメールやFACEBOOKで「結婚式きてね~」だと、「え?」って感じの空気になりますもんね。個人的には、今の時代、SNSで招待するのもアリかなー、なんて思わなくもないですが、それでもやっぱり会社の上司や目上の方々に対しては失礼な感じになりますよね、空気的に。
ただ、近い将来は、少しずつそんな空気はなくなっていくと思いますけど。が、今日この時点では、「やっとおかないとヤバい」招待状です。でも、せっかくやるなら、楽しく、前向きにやりたいですよね!
実は、招待状も、心がけひとつで、楽しい作業になります!それは、招待状を通して、ゲストに何を伝えたいか、を考えると良いと思います。ひとりひとりに日頃の感謝の気持ちを添えてもいいと思います。作業は増えて大変ですが、ひとりひとりへの感謝を思い出しながら作ると、こちらも優しい気持ちになって、ケンカもなくなるはずです!たぶん・・・笑
結婚式のテーマがある場合は、そのテーマに沿ったオリジナル招待状を作ってみてもいいかもしれないですね。映画がテーマなら映画のチケット風にするとか。お花がテーマなら押し花を添えて出すとか。
「テーマなんて大それたものはないよ~・・・」という場合でも、例えば、「新郎新婦、こんなことでケンカしてます。詳しくは結婚式で!!」などと、結婚式の予告を同封して、ワクワク感を演出するのもいいと思います。
「こんな気持ちのこもった招待状くれるなんて!感激!」「なんだか楽しそうなパーティーだな、参加したいな!」などと、ゲストに思ってもらえるように、ひと工夫すると良いと思います!
面白い招待状を探していたら、こんなサイトを発見したので、
参考にしてみるのもいいかもしれません。
招待客を驚かす!クリエイティブすぎる結婚式招待状デザインまとめ
2 ウェルカムグッズ
「ゲストへの新鮮度」★★☆☆☆
「予算の優先度」★☆☆☆☆
「やっておかないとヤバい度」★☆☆☆☆
さて、すったもんだしながら招待状を出し、準備も終わって、いよいよ披露宴当日!会場に続々と集まるゲストの皆様。受付を終わって、待合室で時間を過ごします。
ウェルカムグッズは、その受付のまわりや待合室に飾るグッズです。代表的なものは「ウェルカムボード」ですね。他にもぬいぐるみを置いたり、バルーンの装飾を置いたり、最近ではおしゃれなフォトーブースを置いて、ゲストの皆様が写真を撮れるようにしたり、なんてものも出ています。
ただ、待合時間ってそれほど多くなかったりするので、優先順位はそれほど高くないかな~と思います。でもウェルカムボードは、結婚式が終わってもおふたりの家に飾ることができるので、「演出」だけではなく「想い出の品」的な要素もありますね。フォトブースも、賑やかな写真が集まるので、「想い出の品」的扱いですかね~。ゲストも、久しぶりに会う友達同士で記念撮影したりできるので、楽しいと思います!待合時間が多いようなパーティーではあってもいいかもしれませんね。
ウェルカムグッズにこだわるとすれば、下の2点を意識するといいと思います。
ふたりのことを伝えるものを置く
ゲストが楽しく時間を過ごせるものを置く
多くの場合、ゲストは、新郎か新婦、どちらかのことしか知りません。「相手はどんな人なんだろう」「ふたりはどんな関係性なんだろう」と知りたい事はたくさんあるんです。知らない状態で披露宴がスタートすると、やっぱり最初は雰囲気も固め。
ただでさえ、披露宴の最初の方は、固めの挨拶が連発するので、楽しい雰囲気になるのに時間がかかってしまいます。
ところが、ふたりを知っていれば、最初から雰囲気も柔らかくなり、笑いが起きやすい空気になるんです。ふたりのことを伝えるウェルカムグッズとしては、例えば、「プロフィールパンフレット」を配るというのはいいと思います。手作りで作れますし。ちなみに、プロフィールパンフレットで伝える情報は、カッコいい情報よりもカッコ悪い情報だったり、ふたりのゴシップネタ的な情報がオススメです。そちらの方が親近感をもってもらいやすいのです。
例えば、「相手の好きなところ」と「相手の嫌いなところ」を併せて表記するとか。「ケンカの理由ベスト3発表」とか。個人の紹介であれば、「人生最大の失敗談」「最近怒られたこと」といったような事を載せておくと、クスっと笑えます。
パンフレットは印刷が大変!という場合は、ウェルカムボードを兼ねて、ひとつのボードにしてしまってもいいと思います。
- ゲストが楽しく時間を過ごせるものを置く
フォトブースのように、ゲストが楽しめるものを置くのも手です。
フォトブースは楽しく写真を撮れるだけではなく想い出に残るからなかなか良いアイデアですね。
空飛ぶペンギン社の「ハピフォト」もオススメです!
●ハピフォト(空飛ぶペンギン社)
宣伝、失礼しました・・・
他には、ふたりのエピソードをクイズにして、それをパネルにして飾っておく、なんてのもいいかもしれませんね。
これなら、楽しむだけではなく、ふたりのことも知ってもらえるので一石二鳥!
「待合時間も有効に活用するんだ」という意識で、
考えてみるといろんなアイデアが出てくると思いますよ!
3 オープニングムービー
「ゲストへの新鮮度」★★★☆☆
「予算の優先度」★☆☆☆☆
「やっておかないとヤバい度」★☆☆☆☆
新郎新婦が入場する前に、上映するのが「オープニングムービー」です。ザワザワしている雰囲気から、「お!いよいよ始まるぞ!」と空気を変えるための演出です。映画やドラマのパロディー的なものだったり、おしゃれなものだったり、いろんな種類のムービーがあります。
個人的には、「予算が余ったらやる」程度でいいかな~と思います。2分くらいで終わっちゃいますし。ふたりの紹介ならプロフィールムービーでやった方がいいですし。
ただ、そんなことを言いながらも、実は、空飛ぶペンギン社がプロデュースする結婚式では必ずと言っていいほど、オープニングムービーを上映しています。「言ってることとやってることが違うやん!」とツッコミを受けそうですが、ちゃんと理由があるんです。
ゲストの皆様に、結婚式のコンセプトを伝えつつ、今日の披露宴では、どんなことが待ち構えているのか!を予告し、ワクワクしてもらう、という目的があるからです。簡単にふたりを紹介して、なぜ今日はそのコンセプトなのかが分かるようにして、さらに、その後のコンテンツを意識して、「今日何かが起きる!?」みたいな終わり方をしたりすることが多いです。短い時間にいろんな情報をギュっと凝縮させた濃厚ムービーなので、オープニングムービーが終わると、拍手が起きることが多いです。(←自慢!)
オープニングムービーをやるなら、その後の披露宴の内容を踏まえた上で作ることが大事です。だって披露宴の「オープニング」なんですから。
サッカーの試合が始まる前に、サッカー場の真ん中で、野球の始球式が始まったとしたら、「なんでやねん!!」ってなりません?それと一緒で、例えば、ふたりの披露宴に「映画」は関係ないのに、映画のパロディを上映しても、「?」ってなるんです。オープニングムービーをやる際には、披露宴のテーマやコンテンツに関係なく、オープニングムービーだけが孤立してしまわないよう気をつけると良いと思います。
4 ケーキ入刀&ファーストバイト
「ゲストへの新鮮度」☆☆☆☆☆
「予算の優先度」★★☆☆☆
「やっておかないとヤバい度」★★★★☆
ケーキ入刀、そしてファーストバイト・・・うーん、判断が難しい・・・うちのお客様にも、
「アレってやらないといけないんですか?」と、もう完全に飽きちゃってる方が多いです。中には「ケーキ入刀はやりたくない!」とさえおっしゃる方も・・・これまでゲストとしていろんな結婚式に参加したことのある人であれば、何度も何度も見せられていて、間違いなく飽きていることでしょう。
でも、「これをやらないと、結婚式って感じがしない!」というのもとても分かりますし、ケーキ入刀に昔から憧れていた方もいらっしゃるでしょう。私も、見飽きているつもりですが、ファーストバイトで、大きいケーキを無理矢理食べさせられる新郎の姿にはいつも「フフッ」ってなりますし。気づいたらスマホで「パシャッ」ってしてますし。
というわけで、やりたい人はやる、やりたくない人はやらない、で良いと思います笑
(それを言っちゃ、おしまいよ!)
ただ、やらない場合、どうするか、を考えましょう!歴史的な背景とか、意味とかは、いったん無視して、まずはケーキ入刀の役割を整理してみましょう。
・乾杯酒をゲストに配るための時間稼ぎ的な役割
・シャッターチャンス的な役割
現実的にはこのふたつの役割が大きいと思います。
多くの結婚式は、ふたりが入場してきて、乾杯する前に、ケーキ入刀があります。お酒好きなゲストからしたら、「さっさと飲ませろ~!」と文句を言いたいところですが、乾杯酒を全員に配るのって結構時間がかかるんですよ。さらに、ふたりが一緒に何かをしている様子は絶好のシャッターチャンスなので、そういう意味ではケーキ入刀はぴったりなんです。
ということで、ケーキ入刀をやりたくない場合、ふたつの選択肢があると思います。
ひとつは、「乾杯酒を配る時間を他のことで稼ぎつつ、シャッターチャンスも他につくる」
もうひとつは、「ケーキ入刀の代わりに~~入刀をやる」
乾杯酒を配る時間を他で稼ぐ場合、よくあるのが、司会者がふたりのプロフィールを紹介する、というものです。でもあれ、意外と頭に入ってこないんですよね。言葉だけだと。でもまあ、無音状態で、お酒が配られるのをひたすら待つよりはずいぶんマシですね。
他にも、以前出席した結婚式で、新郎新婦が入場する前に、食事がスタートしていて、お酒は手元にある状態にしていた、なんてこともありました。この時は、新郎新婦入場する時にはすでに、お酒も入っていたため、会場全体が、ご機嫌な雰囲気になっていました。斬新でアリだな!と思いました。
ケーキ入刀の代わりに、~~入刀をやる、ですが、これはアイデア次第でいろいろできそうですよね。以前、お米農家さんの結婚式をお手伝いした時には、ご新郎様が育てたお米を使って「愛のちらし寿司」を作り、巨大なしゃもじで入刀したこともありました。
入刀ではないですが、スノボで出会ったご夫婦の時は、「愛のワックスがけ」なる儀式をやったことも!スノーボードの板に、ワックスをかけながら、お互いへの愛を叫んでもらう、というものだったんですが、ゲストからも盛大な笑いが起きてました。ちなみに、愛のワックスがしみ込んだスノボ板を立て掛けると、プロジェクションマッピングがスタートする、という演出のおまけもつけました。
他にもネットを見れば、いろんなアイデアがありますね~!
シュウマイって・・・笑
ふたりに関係ないものだと微妙ですが、ふたりらしいエピソードが盛り込めそうなものに、
入刀するとオリジナルで面白くなると思います!
あと、今思い出したのですが、以前出席した結婚式で、新郎新婦のご両親がお互いにケーキを食べさせ合う演出がありました。これもとても素敵でした!ご両親も嬉しそうでしたし、いつもと違うファーストバイトだったので、見ているこちらも楽しかったです!
5 プロフィールムービー
「ゲストへの新鮮度」★★★☆☆
「予算の優先度」★★★★★
「やっておかないとヤバい度」★★★★★
これは大事!プロフィールムービー!結婚式はゲストの皆様に感謝を伝えるとともに、
ふたりのことを知ってもらい、これから先も応援してもらえるよう、味方になってもらうための場だと思っています。
ふたりのことを応援してもらうには、ふたりのことを好きになってもらわないといけません。ふたりのことを好きになってもらうには、ふたりのことを知ってもらわないといけません。
ふたりのことを知るための演出が、このプロフィールムービーなのです!!
ふたりのことを知るための演出が、このプロフィールムービーなのです!!
2回言いましたよ!だがしかし!!
なんでもかんでも流せばいいってものでもないんです。ふたりのことを「深く知ってもらい、好きになってもらえる」内容にする必要があるのです!予算の優先度は★5つにしましたが、最近はパソコンで自作することもできます。作り方に注意すれば予算をかけずとも、ゲストに好きになってもらえるプロフィールムービーは作れます!
ポイントは、3つ!「二人だけの情報を出す」「ゴシップネタをできるだけ出す」「おしゃれよりも分かりやすさ!」の3つです。
ありきたりなプロフィールムービーだと、なかなかおふたりの個性が伝わらないんですよね~。
例えば、「小学校に入学」なんてテロップが出てきたりするんですけど、個性ゼロの情報なので、ゲスト的には、ふたりのことを知ったことにならないんです。
そうじゃなくて「小学校で最初で最後のモテキ!」とか、「サッカーのヘディングをしすぎて勉強ができなくなった」とか、その人にしかない情報を出すようにすれば良いのです。ポイントをつかめば誰でも面白いムービーは作れます!これについては、説明するととても長~くなってしまいますので、詳しくは、以前のブログを見てみてください~!
★元NHKディレクターが教える!
プロフィールムービーは、結婚式の要となる演出!
「これでもか!」というくらいこだわってみてください!
6 お色直し
「ゲストへの新鮮度」★★★☆☆
「予算の優先度」★★☆☆☆
「やっておかないとヤバい度」★★★☆☆
ケーキ入刀と揃って、必ずといっていいほどあるのが「お色直し」。お色直しは新婦にとっては、他のドレスを着て写真を残せる、という他にも、トイレに行ったりするための休憩の意味もあるんです。ずっと緊張しっぱなしですから、ちょっと一息!!ってな感じです。結婚式によっては、2回とか3回もお色直しすることもあります。
お色直しすると、30分くらいは中座することになるので、もったいないといえば、もったいないですよね。30分あれば、ゲストとたくさんお話できますし。主役がずっといないのも、なんかアレですし。ですので、最近は、回数が減って、せいぜい1回だけ、というパターンが増えてきているようです。
いろんなドレスを着たい!という強い想いがある場合は別として、「なんとなくみんなやってるから」くらいの理由であれば、思い切ってやらずに、その分、ゲストと過ごす、というのも手だと思います。もしくは中座時間を短くするために、ドレスはそのままで、ブーケを変えてみるとか、ヘアスタイルをちょっと変えてみるとかでもいいと思います。
とはいえ、中座してからの再入場は、どうしても注目が集まるので、ちょっとした工夫が必要ですね。
以前、空飛ぶペンギン社のお客様でやったのですが、中座中にプロフィールドキュメンタリーを上映しました。そのプロフィールドキュメンタリーでは、「おっとりした新婦が、ある事件を機に、新郎に激怒する」というシーンがありました。当時を振り返り、新郎が、「般若のような顔してとても怖かったです」というインタビューも入っていました。
そんなプロフィールドキュメンタリーが終わって、再入場!という流れだったのですが、扉がオープンした瞬間、そこにはなんと、般若のお面をかぶった新婦さんが!!皆さんとてもウケてました!
オープニングムービーのところでも触れましたが、披露宴全体の中で、流れを汲んだ演出にすることで、ゲストの印象に残りやすいものになると思います。
7 テーブルラウンド
「ゲストへの新鮮度」★★★☆☆
「予算の優先度」★★★☆☆
「やっておかないとヤバい度」★★★★☆
お色直しをするなら、次はこのテーブルラウンドです。ゲストのテーブルを回りながらあれこれするやつです。
一般的なのは、キャンドルサービス。ふたりがゲストのテーブルにおいてあるキャンドルに火を灯していく演出です。で、最後に、ふたりの席にあるメインのキャンドルに火を灯して、「ワー!」ってなるやつです。最近は火じゃなくて、光る液体を注いで回るのもありますね。
他には、新郎がビールサーバーを背負って、ゲストのテーブルにビールを注いで回ったり、テーブルごとに記念撮影をして回ったり、いろんなテーブルラウンドがあります。
このテーブルラウンド、とても大事だと思います。なぜなら披露宴の場合、新郎新婦が自由に動き回るってことはあまりないですよね。(もっと自由に動き回ればいいのにっていつも思うんですが・・・)ゲストの方から、ふたりのところにやってきて、みんなで写真を撮る、というのが一般的。そんなわけで、意外と、ゲストと触れ合える時間って少ないんですよね。
テーブルラウンドは、その中で、ゲストと触れ合える貴重な時間になります。個人的には、ゲストとお話しできるようなテーブルラウンドがいいかと思います。ビールサーバーも盛り上がりますし、写真を撮って回る、というのも良いですね!
キャンドルに火を灯す系は、あまりゲストと話せないですし、会場も暗くしているので、盛り上がり的には、うーん、、、。ゲストがどう思うかは別として、キレイな演出が好きな方にはオススメですね。ゲスト的にうれしいキャンドルといえば、これはなかなかサプライズがあって、良かったですよ。
キャンドルにフタをすると、ゲストへのメッセージが浮かび上がるんです!
直接話すことができなくても、想いを伝えられるので、とても良い演出だと思います。
人数が多くて、あまり話せない場合などはオススメです!
(さりげなくうちの「フォトシュシュ」が載っている記事を選んだのはたまたま・・・いや、ワザとです!笑)
ちょっと特殊な例かも知れませんが、空飛ぶペンギン社で以前、お医者さん同士の結婚式をプロデュースさせていただいたことがありました。
このおふたりの場合、お互いに相手への不満があり、今後の新婚生活が不安!というのを冗談っぽく映像にしました。
そこで、ふたりが今後も幸せになるための「薬」を作ろう!ということで、ゲストの皆様に、事前にピンポン玉にふたりへのアドバイスを書いてもらいました。
テーブルラウンドでは、ふたりがゲストからこのピンポン玉を受け取って、カプセルに入れていきます。そして全員のピンポン玉が集まったら、お薬完成!というようなテーブルラウンドをしたことがありました。ピンポン玉に書いてあることに、新郎新婦が感謝したり、ツッコミを入れたり、なんて形で盛り上がってました!
8 エンドロール
「ゲストへの新鮮度」★★★☆☆
「予算の優先度」★★★☆☆
「やっておかないとヤバい度」★★★★☆
エンドロールは新郎新婦が退場した後に、上映する映像です。当日の動画をその場で編集したものを流したり、写真で制作したものだったり、いろんなタイプがあります。どれも共通して、ゲストの皆様のお名前が、スクロールして表示されます。さらにゲスト個人や、グループごとにメッセージを表示するものが多いです。
ちなみに、エンドロールを流している間に、新郎新婦は、ドアの向こう側で、送賓の準備をしたり、カメラマンがふたりのポーズ写真を撮ったりしてます。というような現実的な理由はさておいたとしても、やはりエンドロールは、最後の最後に、感謝を伝えるための演出としてあった方がいいと思います。
ただ、当日の動画にしても写真にしても、エンドロール自体は、ゲストからするとこれまでに何回も観ているはずなので、できればちょっと工夫をしたいところです。
空飛ぶペンギン社でやったことあるちょっと変わったエンドロールの例をご紹介すると、
新しい家族のルールを紹介するエンドロール
事前に撮影した動画でつくりました。
「●●家のルール」として、例えば、「新婦のお菓子を勝手に食べたら土下座すること」みたいな家族のルールを紹介していきました。
技を淡々と紹介
合気道をやっているご新郎様が、淡々と技を紹介しているエンドロール。
最後は、上の「家族のルール」とコラボして、新婦を怒らせたら逆に投げられる、みたいなものを組み込んで面白おかしく作りました。
みんなでつくるエンドロール
これはフォトシュシュで飛んできた写真を使ってつくるエンドロールです。通常のエンドロールと違って、ゲストからすると、「自分が映ってる!」という喜びのほかに、「自分が飛ばした写真だ!」という喜びが加わるので、最後まで盛り上がります。
もちろん変顔系など楽しい写真は、優先的に使うので、最後の最後までサプライズと笑いに包まれます。
感謝の伝え方ひとつとっても、いろんな方法があります。是非おふたりらしいエンドロールを作ってみてくださいね。
9 まとめ
どの演出をやるか、を考えることは、つまり「どんな結婚式にしたいか」を考えることになります。「カジュアルな雰囲気の披露宴にしたい!」「とにかくゲストに楽しんでもらいたい!」「厳かに伝統的な結婚式をやりたい!」など、結婚式へのご希望は人それぞれ。
自分たちにぴったりだと思う演出を選択することが大事です。
「なんとなく・・・」で流されてしまわずに、「コレは必要!コレはいらない!」とはっきり言えるようになるためにも、まずは、どんな結婚式にしたいかを考えましょう!
結婚式の演出には、本来コレといったルールはありません。自由でいいんです!予算をかけずとも、アイデア次第で楽しくすることができます!
ぜひ、ふたりだけの、ふたりらしい結婚式を創ってください!
もちろん、空飛ぶペンギン社は、いつでもお手伝いいたしますよ!
原 勝則
空ペン社代表
NHK、リクルート、ベンチャーを経て、空飛ぶペンギン社を設立。 ブライダル業界のことを何も知らずに飛び込んだおかげで、アレやコレや何かと大変な目に合いつつも、これまでのブライダルにはなかった新しい風を創り出す(自称)。日々、精進中。
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