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オリジナルウエディングのブログ

優菜 林

林 優菜

2017.03.15

結婚式でゲストに感謝を伝える演出アイデア25選

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シャイな日本人にとって、結婚式は、自然な流れで両親やゲストへ感謝を伝えられる絶好の場。それだけに、最近は、ゲストへ感謝を伝える演出が非常に人気です。

しかし、ひと口に「感謝を伝える演出」と言っても、様々です。

そこで本日は、定番からちょっと変わったものまで、「ありがとう」を贈る演出アイデアをご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

≪ゲストが喜ぶ結婚式演出≫



招待状で事前調査

おふたりとゲストの最初のコミュニケーションとなるのが、招待状。出欠の確認の為だけに使用する方がほとんどですが、ちょっとした工夫でゲストとへのおもてなしにもなるんですよ。

例えば、アンケートをしみてましょう。

食材アレルギーの有無や子どもが同伴するかどうか、好きな曲、好きな色などを質問します。そして、その内容を結婚式に反映すれば、ゲストが楽しめるような空間作りができますよ。

少し手間はかかりますが、個人向けのメッセージを書くのも良いですね。

招待状って、新郎新婦へ向けたメッセージを書く欄があることは多いですが、その反対ってあまりありません。だからこそ、「ぜひ、あなたに来てほしい」という言葉が添えられていたら、受け取った方も嬉しくなります。「頂戴」ではなく「与える」という気持ちが大切です。

交通機関・宿泊施設の案内

遠方のゲストにとって、慣れない土地での移動はとてもストレスです。事前に、必ず、会場までのアクセス方法を案内しておきましょう。また、宿泊が必要なゲストには、近隣エリアにある宿泊施設を紹介すると、喜ばれます。「遠方からお越しいただく」ということに感謝を忘れずに。

前日に電話であいさつ

主賓・乾杯の挨拶、余興などおふたりの結婚式の為に人肌脱いでくださる方には、前日に電話で「よろしくお願いします」とご挨拶しましょう。おふたりの誠実さと感謝が伝わります。

キッズスペースでママも安心

大人にとっては楽しい結婚式でも、子どもにとっては退屈だったりします。

ということで、会場の空いたスペースにキッズスペースを設けましょう。こうすれば、お子様も楽しく過ごせますし、ママも安心して結婚式を楽しめます。

もし、会場の都合上、キッズスペースを作ることが難しい場合には、塗り絵や玩具など、お席で楽しめるグッズを用意しておくといいですよ。

ウェルカムボードでウェルカムメッセージ

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ウェルカムボードといえば「takeshi&miki welcome to our  prty! 」のように新郎新婦さんの名前のみが書かれているものが殆どですよね。

そこに、一工夫。例えば、参加ゲストの名前や似顔絵を加えてみましょう。すると、一気に一体感がでます。結婚式後もウェルカムボードを見るたびに、ゲストの顔も思い浮かべられて楽しいですよね。

また「お待ちしておりました」「どうぞおくつろぎください」などの言葉を添えるだけでも、歓迎ムードが増すので、ゲストはおもてなしを感じるでしょう。

因みに、空飛ぶペンギン社でも、日テレ「シューイチ」でも紹介された、ウェルカムボードにタブレットをかざすと、新郎新婦からのウェルカムメッセージが流れ出す「ARウェルカムボード」をご用意してます。サプライズ感とおもてなしを同時に味わえるアイテムとしてとても人気です。

オリジナルウェルカムスペース

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受付から開場するまでに待ち時間がある場合は、オリジナルウェルカムスペースを作ってゲストに楽しんでいただきましょう。

装飾を披露宴のテーマと統一すると、これから始まる披露宴への期待感も高まります。記念撮影をしたくなるようなオリジナルフォトブースを設置すれば、華やかになるだけでなく、ゲスト同士の交流にもなるのでおススメです。

ただ、会場によってはウェルカムスペースでの待機時間がない場合があります。そうすると、せっかく時間とお金をかけて作っても、ゲストに見られない可能性が高いです。オリジナルウェルカムスペースは、1日貸し切りのゲストハウスや、待ち時間がある結婚式におススメの演出です。

新郎新婦がお出迎え

新郎新婦自ら、入り口でゲストをお出迎えします。結婚式の主役に「今日は楽しんでいってくださいね」なんて言われると、開宴前からとてもあたたかい気持ちになりますよね。また、新郎新婦はゲストの着席後に入場してくるのが当たり前となっている中、逆をつく演出でサプライズ感もでます。レストランやゲストハウスでのカジュアルな結婚式におススメです。

母親にベールダウンしてもらう

キリスト教式の場合、誓いのキスをする前は新婦の顔の前にベールがかかっています。このベールは、挙式前におろしておくものですが、これを母親に「いってらっしゃい、幸せになるのよ」という意味を込めておろしてもらいましょう。

通常は、母親の出番がない結婚式に、あえて役割を作る形で、感謝の気持ちを伝えます。

ベールダウンは母娘の絆が感じられ、とても感動的なシーンになるので、観ているゲストも楽しめる演出です。

父親とバージンロードを歩く

キリスト教式の見せ場のひとつの父娘のバージンロード。これをやりたいと、長年憧れてきたお父さんも多いでしょう。少し照れくさいですが「お父さんと一緒に歩きたい」と花嫁さんから事前に伝えてあげることで、感謝の気持ちが伝わります。

また、最近では、キリスト教式に限らず人前式でも同様に行われています。ぜひ、お父さん孝行をしてあげてくださいね。

席札の裏へメッセージ

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ゲストが着席する際の席の目印として、テーブルに置かれている席札。この裏に、ゲストへのメッセージを書きましょう。ひとりひとりに向けたメッセージがあると「こんなにゲストのことを思ってくれているんだ」と嬉しくなります。

また、メッセージの他にも、おみくじ風にしたり、ゲストのキャッチコピーを書いたりすると盛り上がりますよ。

BGMリクエスト

受付でゲスト全員からBGMのリクエストを募っておき、歓談時に、そこから抽選で何曲かをかけます。もし当日に選曲するのが難しい場合には、招待状でBGMのリクエストを聞いておき、反映させるのもいいでしょう。ゲスト参加型にすることで、とても一体感が出ますよ。

美味しい料理

ゲストの楽しみのひとつである「料理」。ケチるのは絶対によくないですが、高いコースを選べばいいというものではありません。ゲストの年齢や性別を考慮して、「ゲストにとって美味しいメニュー」を選ぶことが大切です。

また、試食をせずに値段だけで料理を決定する新郎新婦さんが多いですが、必ず、試食をしてください。見た目と味が意外に違うことってありますからね。

「伝わる」プロフィールムービー

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(プロフィールドキュメンタリー by 空飛ぶペンギン社)

空飛ぶペンギン社では、演出の中で最も重要なのは「プロフィールムービー」だと考えています。

というのも、大抵の場合、ゲストは新郎新婦のどちらか一方のことしか知りません。そして、新郎新婦がどんな人物なのかを知らないまま過ごす2時間半は、ゲストにとって退屈であり、イマイチ祝福の気持ちが盛り上がらないのです。

というわけで、ゲストに心から結婚式を楽しんでもらうためには、おふたりがどういう人間なのかを伝えなければなりません。そして、それを唯一可能にするのがプロフィールムービーです。

最近では、おふたりの馴れ初めを面白おかしく歌にしたプロフィールムービーなど、趣向を凝らしたムービーが沢山あります。空飛ぶペンギン社でも、おふたりの生い立ちから馴れ初めを、インタビューや再現映像でドキュメント番組のように紹介するプロフィールドキュメンタリーを作っています。ぜひ、おふたりにピッタリなものを探してみてくださいね。

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出典:うたむび 株式会社ファニムビ

もし自作する場合は、自虐や、ゴシップネタ(といっても異性トラブルとはNGです)、新郎新婦さんの意外な一面を感じられるようなエピソードを盛り込むと盛り上がりますよ。逆に、カッコつけたたり自慢が多いと、「イタイ」と思われるので注意が必要です。

「伝わる」プロフィールムービーで、ぜひ、おもてなししてください。

★おススメ記事

元NHKディレクターが教える!盛り上がる結婚式プロフィールムービーを自作する3つの秘訣♡

ゲストによるケーキデコレーション

土台だけの未完成のウエディングケーキを用意して、ゲストに生クリームや果物などをデコレーションしてもらいます。披露宴の開始前や、中座の時間を楽しくお待ちいただけます。

ゲストの似顔絵を描いてプレゼント

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披露宴の歓談や中座の時間を使って、ゲストの似顔絵をその場で書き、引き出物としてプレゼントします。自分でお金を払って似顔絵を書いてもらう方って、あまりいないのではないでしょうか。普段、自分が買わないようなものをプレゼントされると、とても嬉しいですよね。

また、圧倒言う間に仕上がる似顔絵師の技は感動もの!待ち時間もしっかり楽しめます。

お色直しのエスコート役をお願いする

新郎新婦が中座する際に、親や兄弟にエスコート役をお願いしましょう。挙式で、母親にベールダウン、父親とバージンロード歩いたので、ご兄弟や祖父母にお願いすると、皆さんにスポットライトが当たって喜ばれます。

最近は、家族だけではなく、恩師やお世話になっている上司、キューピットとなった方のエスコートも人気です。

再入場のテーブルラウンド

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テーブルラウンドは、新郎新婦からゲスト一人ひとりに直接お礼の言葉を言える最大のチャンスです。可能な限り取り入れましょう。

テーブルラウンドでおススメなのが、フォトラウンドやビールサーブ、果実酒作りです。キャンドル系は幻想的で美しいですが、ゲストとお話しが出来ないので、「感謝を伝える」という点では、部屋が明るい状態で出来るフォトラウンドなどの方がおススメです。

「こうしないといけない!」という決まりはないので、お二人らしさをだしたテーブルラウンドを企画してみてくださいね。

表彰式

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空飛ぶペンギン社「映画祭婚」より

「ベストファザー賞」「ベストマザー賞」「ベストフレンド賞」など、おふたりの人生に影響を与えた方を選出して、表彰式をします。新郎新婦様からのサプライズ余興としても盛り上がりますよ。

おもてなしのポイントとしては、全員を表彰すること。メインは数名でOKですが、メインに選ばれなかった、その他の人にもプチギフトなどを用意して、ゲスト全員へ感謝意を伝えることが大事です。

因みに、空飛ぶペンギン社のゲスト参加型アイテム「フォトシュシュ」の余興機能を使って表彰式をすることも出来ます!

使い方は簡単。フォトシュシュの管理画面にログインして、集まった写真の中から感謝を伝えたい人の写真を選ぶだけ!当日フォトシュシュに集まった写真でできるので、事前の準備が必要ないのも忙しい新郎新婦さんにとっては嬉しいポイント♡

ケーキサーブ

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空飛ぶペンギン社「二人三脚婚」より

新郎新婦さん自ら、ゲストへケーキを取り分けます。こうした、新郎新婦さんによる直接的なおもてなしって、ゲストにとってとても感謝が伝わりますし、一体感がでます。

感謝の手紙

披露宴の終盤に、花嫁から両親に向けて読まれる感謝の手紙。これまで大切に育ててくれてありがとう、という気持ちのこもった手紙は、親にとって、本当に感動的で嬉しいものです。それだけに、感謝の手紙を楽しみにしている親御さんも多いでしょう。

しかし、その反面、恥ずかしいから・・という理由で、手紙を読まないという花嫁さんもたくさんいます。娘ができる最大の親孝行だと思って、出来るだけ取り入れましょうね。

エンドロールで感謝のメッセージ

披露宴の結びに上映するエンドロールムービーに、ゲスト全員の名前とメッセージを入れると盛り上がります。自分への言葉が大画面で贈られる機会は、普段なかなかなく嬉しいもの。面と向かっていうのは恥ずかしい感謝の気持ちも、文字にすれば伝えられるのではないでしょうか。

また、結婚式の様子をエンドロールにする「当日エンドロール」の場合は、ゲストのシーンを多めにするのも感謝が伝わりやすいです。事前のお打合せで、カメラマンさんに希望を伝えておきましょう。

お見送りにホッカイロ

冬に結婚式を行う場合は、お見送りでホッカイロを配りましょう。披露宴後に二次会を予定しているカップルは、酔い止めドリンクをお配りするものいいです。

ささやかですが、こうしたさりげない気配りは、ゲストにとってとても嬉しいものです。

テーブル装花をプレゼント

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高砂やゲストテーブルの装花を、小分けにして女性ゲストへプレゼントしましょう。

ポイントは「小分け」にして女性ゲスト全員分用意すること。女性は遠慮がちな性格な方が多いです。人数分なかったら、「どうぞどうぞ」と気まずい空気になり、結局誰も持って帰れなかった・・ということがよくありまあす。

最初から、人数分ありますとアナウンスすることで、気を遣わせることなく持って帰ってもらいましょう。

引き出物宅配便

当日は、ゲストは手ぶらで帰ってもらい、後日、ご自宅へ引き出物をお届けするサービスです。遠方で荷物が多いゲストにとっては、とても嬉しい心遣いですよね。

まとめ

様々なタイプの演出アイデアをご紹介しましたが、結局のところ、「感謝を伝える=ゲストに楽しんでもらう」ということだと思います。

どうすれば、ゲストが楽しんでくれるかな?

この考えを常に頭において、結婚式を創ってみてください。当日は、ゲストに感謝の気持ちが伝わり、お見送りで「来てよかった!」と言ってもらえるような素敵な結婚式ができますよ♡

空飛ぶペンギン社でも、企画・演出のご相談を承っております。お気軽にご連絡くださいね。

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優菜 林

林 優菜

ウエディングプロデューサー

元俳優。俳優時代、舞台や映画を通して、お客様に楽しんでいただく快感を覚える。その後、空飛ぶペンギン社の型にハマらないユニークな結婚式に出逢いブライダル業界に転職。 「結婚式は最高のエンターテイメントだ!」を合言葉に、ゲストがワクワクするような結婚式創りに励んでいる。

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空飛ぶペンギン社で働くスタッフによるブログです。オリジナルウエディングを作るコツから結婚式準備のお役立ち情報まで発信していきます!

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